人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

昨日の円安

  • 投稿日:2010年4月14日

昨日、円相場は夕方になり急反落し、1円近く下げました。

原因は民主党議連による参院選向けマニフェストの要望案が報じられたことによるもので、デフレ脱却のため1ドル=120円にすると盛り込まれていたことによるものです。

 

◆デフレからの完全脱却に向け、金融政策と財政政策のあらゆる手段を一体的に駆使して「総合デフレ対策」に取り組む。具体策として「思い切った金融緩和の実行・継続」を挙げ、金融政策運営に当たっては、政府が消費者物価指数(CPI)の対前年比2%超など物価水準目標を設定し、それに基づいて日銀が政策手段を独自に選択し、数値目標の達成に努める。

 

◆金融政策の目標について「雇用の最大化(失業の最小化)」の明記を要請、大胆な金融緩和の実行に向けて「必要となる抜本的な制度改革」にも言及。為替については「貿易・金融に過度の歪みが生じないよう、購買力平価を参考として、1ドル=120円前後を目安に、相場が適切な水準を保つよう最大限の努力を行う」

 

◆財政政策についても集中的な投入を求めており、「経済の底上げ効果のある財政政策を実行し、特に企業の資金調達を円滑化するための制度融資」などを大胆に行うことを盛り込む。

(ロイターより)

 

為替についての「1ドル=120円前後」という記述は、その後、「現在の水準から乖離が大きい」として表現を弱める方向で修正される見通しです。

物価水準目標を設定し、日銀の努力を促すというくだりは、これは「インフレターゲット」政策そのものです。

もう一つ、背景として、日米金利の「逆転状態」が解消したことも挙げられます。日本より物価上昇率が高い米国の方が金利も高くなるのが本来の姿ですが、FRBの強力な金融緩和策で米短期金利が急低下、09年8月から日米逆転の状態が続いていました。この「逆転」が漸く解消されました。

ファンディング通貨として、ドルから円に主役が交代、つまり円キャリー復活の条件が整いつつあります。

もっとも、目先は91円台を固める動きになると見ています。


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