人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

人民元関連続報

  • 投稿日:2010年3月31日

今朝の日経にもありますが、これまでのアメリカの報道に対して中国でも(財経紙)、人民元相場切り上げ(上昇容認)は来月にも実施の可能性がある、と報道していて、双方の間に歩み寄りが見えます。 4月に上昇幅容認の合意に傾く可能性が出てきたと言えるでしょう。

 

昨日、オバマ大統領が中国の新任の駐米大使と会って中国との関係を進展させていくと述べたことを大統領報道官が明らかにしましたが、 それに対して本日は中国外務省報道局長がオバマ大統領の姿勢を称賛する談話を発表しました(下のニュースを御覧ください)。 ちなみに、中国誌の「財経」は、中国政府は4月中に元相場の制度改革を検討していると報じています。
米中の間で徐々に議論が固まりつつあるようにも思われます。

 ○米大統領、対中関係発展へ決意=胡主席の核サミット参加焦点に

 【ワシントン、北京時事】ギブズ米大統領報道官は29日夜の声明で、オバマ大統領が同日、中国の張業遂駐米大使の信任状を受理した際、中国との関係をさらに発展させていく決意を表明したことを明らかにした。これに対し、中国外務省の秦剛副報道局長は30日、大統領の姿勢を称賛する談話を発表した。両国が同時にこうした声明を出すのは異例で、関係改善に向けたシグナルとみられる。
同報道官によると、オバマ大統領は「一つの中国」政策を再確認するとともに、中台による緊張緩和に向けた努力への支持を表明。さらに、大統領は米中両国が国際社会と共に不拡散など地球規模の重要問題で協力する必要性を強調した。
米中関係はこのところ、米政府による台湾への武器売却決定やグーグル問題などで、急速に冷え込んでいる。こうした中、「これ以上の関係悪化は双方にとって好ましくない」との意見も強まっており、両国間で事態打開の糸口を探っていた。
オバマ大統領が、不拡散問題での協力の重要性を指摘した背景には、4月12、13両日にワシントンで開く核安全保障サミットへの胡錦濤国家主席の参加を求める意図があるのは明らかだ。胡主席が大統領のメッセージに応えて、核安保サミットに出席するかどうかで、今後の米中関係が占えそうだ。(了) 

人民元再切り上げを準備 中国、4月実施説も浮上
【北京共同】中国が人民元再切り上げのタイミングを慎重に探っている。2008年夏以降、ドルに事実上固定している元相場の変動幅拡大などを視野に入れているとみられ、早ければ4月中に実施に踏み切るとの観測も浮上。広東省など輸出企業の集積地では、どの程度の元高に耐えられるかに関する調査など準備が進められている。
中国ではインフレ懸念が強まり、国内対策のためにも再切り上げが必要との指摘が出ている。一方、早期の切り上げを求める米国の圧力に屈した印象を与えたくないとの事情もあり、米国の出方も見極めながら判断するとみられる。
中国誌「財経」によると、中国政府は4月中の元相場の制度改革実施を検討、中国人民銀行(中央銀行)、財政省、商務省など関連部門の間で合意に傾いている。具体的には、元の対ドルレートを再び切り上げるとともに、変動幅を拡大する案が出ている。
 再切り上げの障害は輸出への悪影響。中国の輸出は世界経済の持ち直しとともに昨年12月から増加に転じたが「08年の水準に回復するには2~3年はかかる」(陳徳銘商務相)状況だ。
 中国政府や業界団体はこのため、沿海部の輸出企業に聞き取り調査を実施。機械業界の試算では、人民元が1%上昇すると利益が5~25%減少するという。
中国は05年に改革を実施し、元を徐々に切り上げたが、08年夏以降は1ドル=6> ・8元台でほぼ固定している。


  • グローバル資産形成学院WEBキャンパス開校 ネットで学べるオンライン講座
  • WEBキャンパスで開催中の講座はこちら
  • WEBキャンパス会員登録はこちら
  • 資産形成力要請コース