人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

海外マクロ・コメント

  • 投稿日:2009年9月1日

○中国株の下落が米国市場を圧迫

昨日の米国市場ではロンドンが休場で薄商いだったこともあって中国株の下落が最大の材料となり、株安・債券高が進行した。中国株の下落ペースが再び強まってきた背景には、(1)中国国有企業を規制する国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)が外資系金融機関6社に対する商品関連デリバティブ契約の一方的な破棄を容認する可能性があると29日付けの中国誌・財経で報道されたこと、(2)中国銀行業監督管理委員会が月末の融資を拡大しないよう銀行に口頭で指示を行ったと報じられたこと、など経済ファンダメンタルズとは直接関係しない理由が大きいとようだ。ただ、中国経済の循環的な回復は依然として継続している。今朝発表された中国国家統計局の8PMIは前日比+0.7pt54.0と小幅ながら上昇し、20084 月以来の高水準に達した。

○米国では8ISM製造業指数が50を回復するかどうかが焦点

昨日発表された8月シカゴPMIは前月比+6.6pt50.0と拡大・縮小の分岐点である50に到達した。内訳をみると、新規受注指数が同+4.5pt52.5、生産指数が同+9.6pt52.9とともに50を明確に上回った。シカゴPMIは自動車産業との関連が強いため、これは自動車買い替え促進策を受けた新車販売の増加を反映したものと考えられる。

本日の米国市場では、8ISM製造業指数が20081月以来初めて50を上回るかどうかが焦点となろう。7月の実績値48.9に対し、市場予想は50.5、当視u棘ヒ汁曚・・鹿届淋昭届淋?ム冨貼応徳壇就夂辣・励・呰轣遐承凱絢・藁埔柴藁圉喇敕讐?ト礎貼☆ぢMS 明朝”>である。実際、7月のISM製造業サーベイの内訳をみると、総合指数を構成する5項目のうち新規受注指数(55.3)、生産指数(57.9)、入荷遅延指数(52.0)はすでに50を大きく上回っており、在庫指数(< FONT SIZE=2 FACE=”Times New Roman”>45.6)と雇用指数(33.5)が全体を押し下げた形となっていた(ISM製造業指数はこれら5項目の単純平均で計算される)。ただ、足元の在庫調整の進捗や失業保険新規申請件数の改善を踏まえると、在庫指数や雇用指数も上昇に向かう公算が大きい。過去においてISM製造業指数が50を上回る水準に回復する時期は景気後退終了のタイミングに当たることが多い。そうなれば、米国経済の循環的な景気回復が進行しているとの見方が一段と強まることになろう。

 

情報提供:バークレーズキャピタル証券株式会社


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