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先週の米国経済指標

  • 投稿日:2009年8月17日

7月米消費者物価(CPI)はインフレ圧力の一段の鈍化を示唆     

 

7月消費者物価(CPI)は総合で前月比0.0%、コアで同+0.1%と落ち着いた内容となった。前年比でみると、総合CPI-2.1%6月の-1.4%から一段と下落し、1949年以来の大幅なマイナスとなっている(図表1)。ただ、これはCPIエネルギーが昨年の高騰の反動で前年比-28.1%と急落していることで押し下げられた面が大きい。原油価格が先物の示唆するとおりにジリ高傾向をたどればCPIエネルギーは年末には前年比で大幅な上昇に転じると予想される(図表2)。ミシガン大学のサーベイでは総合インフレ率の下落にもかかわらず消費者の期待インフレ率は大幅に落ち込むには至っておらず、FRBが今回の数字でデフレ懸念を強めることはないとみられる。

8月ミシガン大学消費者センチメント指数(速報)は2ヵ月連続で低下

 

8月ミシガン大学消費者センチメント指数(速報)は前月比-2.8pt63.2と、7月の同-4.8ptに続き低下した。内訳をみると、現状指数は同-6.6pt64.9、期待指数は同-1.1pt62.1とともに悪化している。これは、7月小売売上高が自動車買い替え促進策の効果にもかかわらず前月比-0.1%にとどまったこととともに、個人消費の回復が鈍いことを示唆するものであろう。この背景には、812日のFOMC声明文で家計支出を抑制する要因として(これまで指摘されていた雇用喪失、住宅の富の減少、タイトな信用に加えて)所得の伸び悩みが加わったように、家計の所得環境が依然として弱いことがあると考えられる。

 

7月米鉱工業生産は9ヵ月振りに増加

 

7月鉱工業生産は前月比+0.5%と昨年10月以来の増加を記録した。内訳をみると、自動車・同部品が前月比+20.1%と回復したことが全体を押し上げている(ただし、自動車は同+41.6%と急増する一方、自動車部品は同+10.1%にとどまった)。自動車を除く製造業生産も前月比+0.2%と緩やかながらもプラスに転じている。製造業では企業の在庫圧縮の動きがすでに一巡したことから、今後の生産活動は増加基調に向かう公算が大きい。

情報提供:バークレーズキャピタル証券株式会社


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