村上春樹、他
- 投稿日:2009年6月7日
○「1Q84」1,2
村上春樹 新潮社
発売と同時にゲットし、既に読み終えていた職場の後輩に借りて、1を読み終わりました。一気に後半に行きたいところですが、敢えて一休み。彼の世界に嵌まり込んでしまうと、しばらく「こちらの世界」に戻れなくなってしまいそうで怖い。
いきなりヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が登場、バッハの平均律やマタイ受難曲など、さりげなく出てくる音楽のセンスはいかにもマニアック!痺れます。
ジョージ・オーウェルの「1984」は、作品が書かれた年が「1948」で、4と8を入れ替えて近未来小説としての現実味の或るタイトリングとしたそうですが、村上春樹はさらに9をQに置き換えることで、深い意味を持たせています。いろんなキーワードが出てきますが、オーウェルの「ビッグブラザー」に相当する「リトル・ピープル」、チェーホフのギリヤーク人、平家物語、新興宗教とあらゆる社会的暴力、はたまた文学界批判から、彼にしては珍しい「性」描写。1-2時間で読み飛ばしてしまうにはあまりにももったいない。人間のねじれ、ゆがみ。。。いろんな事が頭をよぎります。
彼の初期の作品「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「TVピープル」を思い出しました。
賛否両論あると思います。面白いかと言われると、面白くは無い、でもハマル、と言った感じでしょうか。後半に期待!!
○不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博 Discover
良書。
○竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術
竹内 薫 実務教育出版
私のような不器用な人間には、具体的な数々の方法は参考になりました。
○向日葵の咲かない夏
道尾 秀介 新潮文庫
これも賛否両論。残念ながら個人的には合いません。まだ乙一、山田 悠介の方が嫌いじゃないです。
○ワーキングプア
門倉 貴史 宝島社新書
いまさら。。。
○接待の一流
田崎 真也 光文社新書
あるある!って感じですかね。
○日米「振り込み詐欺」大恐慌
副島 隆彦 徳間書店
例によって。。。そろそろネタ切れ感も??
○論理と心理で攻める 人を動かす交渉術
荘司 雅彦 平凡社新書
かなり共感できる部分もあり!
○ビジネス頭を創る 100の難問
ジョン・ケイドー著、勝間 和代 監修 Discover
やや食傷気味。。。