人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

AOIA通信VOL27

  • 投稿日:2011年9月28日

AOIA通信VOL27

 

「「安全資産」求めマネーの 旅烏」(昨日金、今日ドル・円、明日は—?? 9/28昼記)

 (師匠最新作より)

 

2011年9月28日

 

昨日9月27日はてんびん座の新月。新しい出会いに最適なタイミングのようです。実際昨日は素晴らしい出会いがありました。もっとも、その前に残念なお別れもあったのですが。。。お彼岸を過ぎてめっきり秋めいてまいりました。市場は予定通り総悲観論の真っ只中。天高く馬肥ゆる秋と行きたいところですが、「今年の秋はいつもの秋より長くなりそうなそんな気がして」(古っ!)

 

主な内容

1.100年に2度目の危機到来!?

2.今後の米ドルと国際通貨体制を考える 会員向けレター連載コラム「データと小勝負」より

3.AOIA講演会、セミナーのご案内

4.当面の海外視察スケジュール

 

1.100年に2度目の危機到来!?

 

米バロンズ誌曰く「9月の大虐殺!!」。先週木曜日、ダウ工業株30種平均は一時527ドル下落し、結局391ドル安。水曜日からの2日間の下げ幅は675ドル、週間では737ドル(6.4%)と約3年ぶりの下落率でした。

原油や、これまで聖域だった金先物も含めて、コモディティー市場でも株式同様に全面的に売られました。中でも、デフォルトや通貨切り下げなどの脅威、紙幣への信頼失墜を背景に、ピーク時には年初に比べ30%以上上昇してた金が、先週末には、1オンス当たり100ドル近く下落し(約5%)。一日の下げ幅としては実に31年ぶりの暴落。引き金となったのは、連邦公開市場委員会(FOMC)後のバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長による会見。FRBの方策は尽きており、米国も日本のような「失われた10年」に突入するのではないかと、マーケットは本気で恐れ始めているようで、このような市場のセンチメントこそが、先週マーケットのパニックを引き起した主因だと思われます。

オペレーションツイスト(ツイストオペ)は、FRBの保有証券の中から、短期証券(残存期間が3年以内)を売り、その売却代金で長期証券(6年から30年)を買い入れるものですが、金利を低く抑えるこの新措置は、以前から話題となっていたため、FOMC後の会見はサプライズとならず、投資家の目にはこのオペが、景気回復や雇用創出を促進する方法としては効果が薄いと映ったようです。

欧州でも受難は続いています。ギリシャ10年国債の利回りは22%に上昇し、イタリアの状況も危うい。デフォルト(債務不履行)が起きれば、銀行の貴重な資本から何千億ユーロが毀損されるだろうと国際通貨基金(IMF)は警告しています。

ドイツでも、最近発表された購買担当者指数(PMI)の数値が芳しくなく、また、中国の株式市場は、政府が金融のブレーキを踏めばついにバブルがはじけるとの観測を受けてしばらく軟調に推移しており、先週の上海市場は14カ月来の安値で引けました。香港市場も2008年10月以来最悪の週とり、新興国の株価下落も顕著となっています。

為替に目を転じると、リスク回帰のドル高が顕著になっています。所謂「悪いドル高」で、ブラジルレアルを筆頭に、南アフリカランド、トルコリラ、アジア各国通貨等の新興国通貨が急落。ユーロの下落は対円で100円割れも不可避の状況です。今回も多くのミセスワタナベが市場撤退を余儀なくされたことでしょう。

こうした動きは、年初のシナリオどおりで、何も目新しいことが起こっているわけではありません。一部の経済先行指数が改善の兆しを見せているものもあり、総悲観論真っ只中の今、我々個人投資家は虎視眈々とアクションを取るタイミングを計って行く時期が来つつあるように思うのは、私だけでしょうか?

引き続き注目していきたいと思います。

 

2.米国の金融・財政と米国債を考える 会員向けレター連載コラム「データと小勝負」より

前号に引き続き、会員向けレター掲載の連載コラム「データと小勝負」の約40のストックより、直近の興味深いテーマのものを公開いたします。

Dataと小勝負のプロフィール 

東京都調布市在住。1972年生まれの39歳の男性。学生時代から海外に関心を持ち、購読紙は日本経済新聞。日経ビジネス・東洋経済・選択などの記事も丁寧に確認。資産運用の必要性に目覚め、2010年秋より海外投資開始。AOIAの英文資料翻訳なども行う。コラムは個人的立場から作成。丁寧な調査・分析と客観的なコメントが目標。慎重ながらも良いものは率直に評価する姿勢で執筆中。

 

 米国の金融・財政と米国債を考える by Dataと小勝負35

20082010年に米国は外貨準備高のおよそ310倍もの対外債務残高がある。だが、米ドルそのものが外貨の代わりになるので、信用不安は起きていない。基軸通貨国にのみ許される「特権」だ。

 

 

左グラフの出所:msn産経ニュースHPの国際ニュース

リーマン・ショック前のFRB資産規模は0.9兆ドルだったが、

QE1・QE2(量的緩和第1弾・第2弾)、の結果、今年6月末

には29兆ドルまで激増した。金融引締めに転換するには、FRB

は膨張したバランスシートを縮小させつつ、以前市場に供給した

資金を吸収する必要がある。この時、財務上金利高騰だけは避け

たいのがFRBの本音だ。

 

 FRBはQE1で紙屑になりかけた住宅ローン担保証券を、QE2で巨額の米国債を購入した。FRBは株価等の上昇効果を自賛したが、世界中のインフレ圧力・金利上昇圧力が増大した。

米経済は貿易等の実体経済より金融面の方が、世界に影響力があり重要だ。米国資本市場(株式+債権)の世界シェアは残高ベースで世界の約1/3だが、取引量ベースは実に2/3を占めるとされる。

国際決済銀行(BIS)によると、米金融機関は欧州向けに総額3.4兆ドルもの金融債権を持つ。オバマ大統領は今年半ばに、経済回復はギリシャ危機封じ込めのレベル次第と宣言した。米大手銀行は会計処理上時価会計が免除され資産劣化が表面化していないが、不良債権確定が困難で処理も進んでいない。また、以前販売した住宅ローンのリスク説明等が不充分だったと投資家達から訴訟を起こされ、数百億ドル単位の損失負担を強いられ銀行収益や株価は下落気味だ。ただリーマン・ショック時と違い、現在は金融危機時に主要各国の中央銀行が金融機関の資金繰りを救済するプログラムを既に用意しているが、資金力に課題があるとの見方もある。

以下は、今年3月末の総額9.6兆ドルの米国債保有者構成比だ。海外46.2%、中央銀行13.9%、家計10.0%、私的年金5.2%、その他19.4%等。2000年にはわずか3.4兆ドルだった国債残高の急増は、2001年にG・Wブッシュ大統領誕生後の軍拡時に始まった。オバマ政権は社会保障関連予算を急増させた。リーマン・ショック後の世界同時不況克服の為に大型景気対策も実施し、2009会計年度以降の3年間で合計約4.2兆ドルもの財政赤字が発生した。ブッシュ減税も復活し、今年8月までに3兆ドルもの税収を失い、今後10年間で更に5.4兆ドルもの税収を失う見通しだ。2011会計年度の財政赤字額は、約1.65兆ドルと過去最大規模だ。2012年に米債務GDP比率は100%を突破する見通しで、財政制約が強まる一方だ。2010年の国防予算はGDP4.7%だが、高齢者・低所得者向けの医療保険と社会保障の合計額は、GDPの10.3%を占める。高齢化率はまだ13.1%だが、ベビーブーム世代の引退に伴い社会保障費は急増中だ。財政再建には今後の増税が不可避だろう。

過去5年間で海外投資家の国債保有残高は約2倍の4.4兆ドルに急増したが、中日両国のシェアは頭打ちで、今後の米財政の規律回復や中国のインフレ抑制策の行方次第では、購入ペースが減速する可能性もある。結局最後の砦はFRBで、QE2で国債保有額を約1.3兆ドルまで急拡大したが、無制限に国債購入を続ければ、金融政策や米ドルの信認低下リスクが当然高まる。米国は政府以外の公的債務も巨額だ。その代表は、米国版特殊法人GSE(政府支援企業)のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)等が保有する住宅ローンで、残高はおよそ5兆ドルに達する。8月8日にS&Pは両社の格下げを発表。2010年の政府債務GDP比は93%だが、これを加えると128%に達する。なお、米国債はニューヨークに保管され、外国の外貨準備の扱いであっても、米国の承諾なしには処分できない代物だ。米国債売却急増による米国債と米ドルの急落は、荒唐無稽な話だろう。8月5日にS&Pが米国債を格下げし、最上位のトリプルAから1段階下のAA+にした。長期格付け見通しはネガティブだが、ムーディーズとフィッチの格付けは依然最高水準だ。

格下げ後も、米国債のCDS保証料率は日本より低い。格下げ後に米国債の人気と価格が上昇し金利が低下した主な理由は、米国の予想経済成長率が急落し、投資マネーが株式から債券に移動した為だ。米国の債務不履行を予想し、保有していた全ての米国債を今年2月に売却した米運用大手ピムコも、購入を再開している。

以上

 

PIMCO代表のビル・グロース氏の敗戦宣言は印象的でした!!

 

会員サービスの詳細、お申し込み等につきましては直接お問い合わせください。

 

3.AOIA講演会、セミナーのご案内

 

○第6回AOIA講演会のご案内(速報)

講演テーマ:「」

角川 総一(かどかわ そういち)

経済、金融、投資信託などにおいて、

「教科書的には正しいが現実に照らし合わせてみると、必ずしも妥当ではない」

というテーマを具体的なデータを通じて徹底検証いたします。

目からウロコの金融新常識を一挙大公開!!

今までの必ずしも正しくはない教科書的知識を改めて現実のデータを通じて検証、現実に太刀打ちできる正しいモノの考え方を身に付けましょう!

◇日 時 11月17日(木)19:00~21:00

◇講 師 角川 総一 氏 金融教育、金融評論家/株式会社 金融データシステム代表取締役

◇会 場 泉ガーデンカンファレンス(7階)ROOM4

https://argo-navi.net/mielca_aoia/Download.aspx?file_cd=581

当日はライブ配信も予定しております。この機会をお見逃し無く!

詳細はお問い合わせください。

 

AOIAマネーセミナー(仮題)■(速報)

恒例のAOIA講演会とは別に、各界より著名な講師をお招きし、よりライフプランに直結したテーマで講演をいただく

AOIAマネーセミナー(仮題)

を開催いたします。

記念すべき第1回目の講師は、

【習慣の専門家】 行動習慣マイスター 佐藤 伝 氏

http://mandalanikki.com/profile/

にご登場いただきます!

日時:2011年12月9日 金曜日 19:00-21:00

場所:CROSS COOP青山 大セミナールーム

詳細は近日中に改めてご連絡いたします。乞うご期待!

 

○第5回AOIA講演会のご案内

  『朽ちるインフラ~PPP・PFIに活路を見出せ~』

台風直撃のため、下記日程に変更となりました。

講師:根本 祐二 氏(東洋大学経済学部教授、近著『朽ちるインフラ』)

◇日 時 10月21日(水)19:00~21:00

◇講 師 根本 祐二氏 東洋大学経済学部教授

◇会 場 泉ガーデンカンファレンス(7階)ROOM4

  

・人類史上最速の老朽化

・東日本大震災では震度5でも死亡事故や建物全壊が発生

・毎年8兆円にのぼる社会資本更新時代が到来

・財政的破綻か物理的崩壊の究極の選択

・破綻を回避する7つの知恵とは

・PPPなしに危機を乗り越えられない

・身近な投資で社会を守ろう

・1400兆円をいかに誘導できるか

 公民連携学術的研究と実践を推し進める第一人者で、東洋大学経済学部教授で、同PPP研究センターセンター長いらっしゃいます根本祐二氏に、お時間の許す限りお話いただきます!!(震災対応を含む)

 

日経新聞掲載記事はこちら

https://argo-navi.net/ju/url.aspx?c=bpa0ci9vbtem2dh48bj9

 

日本が中心になると思いますが、新興国へのパッケージ型インフラ輸出についても言及いただく予定です!

実務家はもとより、日本都市の未来に関心のある方は是非ご参加ください!!

http://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=104

 

○藻谷浩介氏講演会のDVD好評発売中!!

多数のお申し込みいただきましてありがとうございます!!

特別に当日使用された資料もお付けいたします。

約2時間半に及ぶ熱演を、臨場感そのままにノーカットでお届けします!

 

▼詳細とお申し込みは下記URLから

http://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=102

 

ランケンの投資に勝つための経済英語

シーズンⅡ市場編がスタートいたしました。

基礎コースも同時並行開催決定!多数のご参加ありがとうございます。

シーズンⅢの詳細も固まりました。近日中に公開いたします。お見逃し無く!

 

先日のスクールのイントロコースの様子がダイヤモンドザイにて掲載されています。!!

http://english-school.aoia.co.jp/school/books.html

 

▼詳細とお申し込みは下記URLから

http://english-school.aoia.co.jp/

 

■セミナーのお問い合わせ先:担当:AOIA事務局 

Tel.03-6273-3860 mail:info@aoia.co.jp

http://www.aoia.co.jp/company/index.html

 

 

  • 当面の海外視察予定

 

香港:  10月9日-12日(確定)

 10月30日-11/2日(確定)

 

その他、ロンドン、スイス、マン島、ハワイ、LA、バヌアツ、スリランカ、カンボジア、シンガポール等もスケジュール調整中です。

詳細はお問い合わせください。

 

秋分の日、さわやかな秋晴れの中、カミサンの所属する女声合唱団の40周年記念コンサートに出かけました。娘は部活で欠席。私自身はかれこれ3年近く休眠状態なので、久しぶりに生の演奏を聞くと眠っていた血が騒ぎます。

夜は娘と外食。年の割には日本食党で、海鮮サラダにせいろ(そば)という組み合わせ。箸の持ち方が覚束ないので、10分くらい特訓を施したところ、何とか様になってきたような。。。本人なりにかなり気にはしていたのか、文句い一つ言わず真剣に指を動かしていました。手先の不器用さは父親譲り。せいぜい精進してカミサンに自慢してやりぃな^^。

 

次回は10月12日満月の夜にお届けする予定です。お楽しみに!

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AOIA 株式会社

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TEL:03-6273-3860   FAX:03-5777-6112

代表取締役

国際アセットコンサルタント

中田 裕

 

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