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中国の人民元政策に関連してのニュース2件

  • 投稿日:2010年3月30日

昨日、下の2本の記事が出ていました。まず、人民銀行が30日の金融政策会合で外部委員として有力エコノミスト3名を新たに指名したことは、何らかの重要な案件が議論される準備とも解釈することができます。それ以上に、興味深いのは、香港紙に掲載された「中国共産党・政府が今週、人民元やインフレなどの経済問題について話し合う重要会議を相次いで開き、何らかの決定を下す」という報道です。ここで、人民元切り上げとともにインフレ圧力や内外需のバランスが話し合われることになっているのは、「米国からの圧力ではなくインフレや経済構造への配慮に基づき人民元の上昇を容認する」という議論を行うためとも考えられます。完全な憶測ですが、今週にも中国が人民元政策に関して追加的なシグナルを送ってくる可能性が浮上してきたようにも思えます。。。

ちなみに、香港紙報道の記事に出ている「中央財経指導小組」とは共産党が経済政策を指導するための組織で、一般的に関係部門の意見を調整、集約する機能を持つため、重要な政策の決定過程で大きな役割を果たします。政治局会議と国務院常務会議は胡錦濤総書記が議長を務める共産党の意思決定を行う会議です。
19:26 29Mar10 -UPDATE1: > 中国人民銀行、金融政策委員会の外部委員3人を指名
[北京 29日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は29日、ウェブサイト(www.pbc.gov.cn)上で金融政策委員会の外部委員3人を指名したことを明らかにし、29日付「第一財経日報」の報道を確認した。
3人は金融政策委員を退任する樊綱氏の後任となる。
新委員は北京大学中国経済研究センター所長の周其仁氏と、国務院発展研究センター金融研究所所長の夏斌氏、清華大学の著名エコノミストである李稲葵氏の3人。
第一財経日報は3人が30日に開催される四半期ごとの金融政策会合に出席すると伝えている。
金融政策委員会は中国人民銀行の幹部らに加え、国務院、財政省、国家発展改革委員会、金融監督当局の高官などで構成されている。
7:56 29Mar10 -◎中国党> ・政府、近く重要会議か=人民元やインフレを討議―香港紙 D370
【香港時事】29日付の日刊紙> ・香港経済日報は、中国共産党・政府が今週、人民元やインフレなどの経済問題について話し合う重要会議を相次いで開き、何らかの決定を下すと報じた。
 同紙が中国のシンクタンク関係者の話として伝えたところによると、中国共産党の中央財経指導小組と政治局会議および国務院常務会議で、1)元の切り上げを求める米国の圧力にどのように対処するか2)インフレ期待にどう対応するか、インフレ圧力をいかに減らすか3)内需と外需の振興のバランスをどう取るか―が討議される。
インフレに関しては「インフレ圧力は既に減少している」という意見がある一方で、「インフレは今後悪化するかもしれない」との見方も出ており、今のところ党 ・政府部内の見解は統一されていないという。

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