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2014年8月6日(水) 超低金利下で停滞気味の日本の銀行の経営状況と株価の関係とは?

  • 投稿日:2014年8月6日

こんにちは、AOIAフェローのDataと小勝負です。

今回は、皆さんも気になっている「超低金利下の日本の銀行の経営状況と株価の関係」について、ご一緒に考えてみましょう。

 

国内5大銀行の2014年4~6月の最終益は?

三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行5グループの2014年4~6月期の連結決算が、7月31日に出揃いました。最終利益は7187億円と、前年同期比で19.5%もの減少でした。

三井住友トラスト・ホールディングスを除く4グループで減益でした。株式売却益などの市場関連の収益は低迷しました。3メガバンクを中心に海外融資を伸ばしているものの、貸出金利ざやの縮小による国内の収益力悪化を、補えていません。本業立て直しへの道筋は、不透明なままです。

 

減益となるのは第1四半期としては2年ぶりの事です。前年同期は5グループで合計8900億円の最終利益を確保しましたが、今期は約1700億円も減った計算です。市場関連の収益が株式相場の低迷で落ち込んだことが主な理由です。

 

株式や国債などの売買による市場部門の利益は、3メガで1年前の約4500億円から約3800億円へと、約15%の減少でした。前年同期比で株式相場の変動幅が小さく、売買益を上げにくかったのが、主な理由です。

 

最も減益幅が小さかった三菱UFJは、他行とは明らかに違います。14年3月期のデータで見ると傘下の三菱東京UFJ銀行の業務粗利益に占める国際部門の割合は約4割で、三井住友やみずほの約3割を、大幅に上回っています。三菱UFJには今期からタイのアユタヤ銀行の利益が計上されており、第1四半期は純利益を67億円押し上げました。

言い換えると、「日本の銀行も国際化で成功した方がライバルよりも有利な状況になりやすい」のです。特に最近は、「国内金利の低迷と貸し出しの利ザヤ減少と株価下落の悪循環」が定着気味なので、なおさらです。

 

本業のもうけを示す実質業務純益は、5グループ合計で約8%も減少しました。

貸出金利と預金金利の差である利ざやは、三井住友信託銀行を除く大手4行で縮小しており、本業である貸出業務の収益性は、残念ながら悪化が続く見通しです。

各行とも個人向け融資の主戦場と位置づける住宅ローン市場で、金利競争が激化している点も影を落とします。

 

近年の国内銀行の多くは、利益もリスクも低いとされる、国債などの債券の売買、大企業への融資、住宅ローン融資などを過度に重視し、リスクもリターンも大きく企業の目利き力が物を言う中小企業への融資などは、過去何年間にもわたり、減少を続けています。

言い換えると、「融資スキルが下がった銀行は利益が減っている」のです。

 

実際、日本のメガバンクは概ね、貸出残高が増えるほど、株価が下がっています。

直近の新規貸出金利は全国銀行・都市銀行とも、資金調達コストと営業経費を合わせた経費率を下回っているので、当然でしょう。

コスト削減もそろそろ限界で日本国債の金利低下傾向もありますので、REITやプロジェクトファイナンス、外国の金融資産への投資などが上手な所以外は、今後の業績もそれほど期待出来ないのかも知れません。

 

以下は、参考記事です。

■「銀行が貸出拡大すると企業価値を劣化させる メガだけではなく打開策なき地銀に警鐘」

2014.07.28(月)JBプレス Longine(ロンジン)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41285

 

しかも、株式市場は運用に頼った地銀の収益構造を評価していません。

地銀の運用利回りと株価の関係をみると、利回りが改善した地銀ほど株価が下がりやすい傾向があります。投資家からは「運用による収益は一過性で持続力が乏しい」と、見透かされているようです。結局、「融資できちんと稼げる銀行こそが無難な投資先」なのかも知れません。

 

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以下は、「週刊先読みダイジェスト第46号」の主な内容です。

1、超低金利下で停滞気味の日本の銀行の経営状況と株価

2、「中国の驚くべき格差社会と急成長中の産業、反汚職運動の特徴と課題」

目玉記事は7ページ目のこちらですのでお見逃しなく!

「韓国と中国の技術差はたったの1年」

3、最近のマーケット動向と今後の見通し

 

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今回は、以上になります。

 

【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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