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2014年4月25日(金) 「モーニングスターとスパークスAMの共催セミナー」出席レポート

  • 投稿日:2014年4月25日

こんにちは、AOIAフェローのDataと小勝負です。

今回は、あの有名な投資信託の評価会社モーニングスター社と優良日本株投信運用会社スパークスアセットマネジメント社の共催セミナー第2部の、出席レポートをご紹介します。

モーニングスター社の代表取締役社長、朝倉智也氏の考えがリアルに分かる、意欲作です。

なお、本メルマガは、AOIAの正式の、会員様向けメルマガの、最新の記事の一部を、再編集したものです。「」内はセミナー講師の発言の要点、※以降は私のコメントです。

2014年4月25日((金)) 「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

開催日時は2014年4月11日(金)の18時~19時50分。会場は日本橋三井ホール。

セミナー名は「ファンド・オブ・ザ・ディケード受賞記念セミナー」でした。

『プロの視点:スパークスの小型株投資』

セミナー講師は、以下のお二人。

スパークス・アセット・マネジメント株式会社 運用調査本部ファンドマネージャー 守屋秀裕氏

モーニングスター株式会社 代表取締役社長 朝倉智也

朝倉氏「初めに出席者の皆さんに、小型株ファンドについてご質問します。」

※結論は、「小型株ファンドを買っているか買っても良い」が全体の1割くらい。

「怖い」が全体の2~3割くらい。

「よく分からない」が1割くらい。

→半分近い方が、小型株ファンドをあまり知らないか、投資対象として考えた経験がない?

守屋氏

「弊社スパークス社は、安心して保有できる小型株ファンドを運用することで、小型株の魅力的なリスク・リターンを提供しています。」

「その為には、株式市場全体が上がらなくても、上がる株を選別して投資する事が、大切です。」

『投資は必ず負けますが、それでも大負けしないようにしています。要点は、リスク(価格の変動率)を抑えて、リターン(利回り)を上げる事です。』

※投資の基本は、どこも同じです。

朝倉氏

「リスクを下げる投資では、リスクとリターンのバランスを示す指標のシャープレシオに注目すると、良いでしょう。値が大きい方が優れています。」

※ただし、リスクが低いとリターン(利回り)が低めの、先進国の債券などに投資する投資信託(投信)などの金融商品でも、シャープレシオがやたらと高くなってしまいます。私は、過去5~10年以上の価格の推移などを示したチャート(グラフ)をなめるように見て、下落リスクと上昇力、そしてチャート全体の形などを見て、選別しています。

実は外国のREITに投資している大型投信の中には、基準価格が5,000円弱で数年間停滞している代わりに、基準価格の変動を考慮しても分配金の年間利回りが10%近い物もあり、「やばい」と言い切れない物もある様です。日本の証券会社で普通に買えます。

朝倉氏

「価値と価格の差異(ずれ)を見つけるのは、そう楽ではないのでは?」

守屋氏

「確かにそういった面もあるので、市場の間違いを発掘して、投資しています。」

朝倉氏

「市場の間違いは、それほどないのでは?」

守屋氏

「市場の判断が正しい事も多いので、謙虚に調べています。そして、割安なものを探しています。」

「カエルは動いているものしか見えません。実は人間も似たようなところがあり、地味で目立たないものは、興味がなくなり、やがて見えなくなります。

「世の中のトレンドは大体こうなっていて、現実とずれています。だからこそ、チャンスがあるのです。良い時は、過度に楽観的になる人が多く、悪い時は、過度に悲観的になる人が多いので、実は可能です。社長交代などの注目されそうな材料を、常に探しています。」

※イラストは省略

※明るい話題もあるのにあまり報道されず、暗くて騒がしいニュースが目立ちがちなのは、マスコミも同じです。私も出来るだけ、「地味でも明るい話」を、日々探すようにしています。

守屋氏

「スパークス社は、徹底したボトムアップリサーチが売り。自分たちが直接、企業の経営者や拠点に行って、判断する。日経平均などのインデックスよりも高めの成績を狙うアクティブ型投信は、その投信の考え方や行動パターンなどを、よく確認すること。スパークス社は、創業以来ずっとボトムアップリサーチを続けてきたので、経験が豊富。」

朝倉氏

「スパークス社は、特徴がはっきりしているのが良い。アクティブ型でもインデックス型でも、売れれば何でも売る会社が、実は多い。」

守屋氏

「日本の時価総額1,422億円未満の小型株は3,067社。2社以上が投資の評価をしている企業数(銘柄数)はこのうち660銘柄と、18%程度に過ぎない。1社のみが投資の評価をしている企業数(銘柄数)は261銘柄と、7%程度に過ぎない。」

「企業分析でいわゆる早耳情報は、当てにしていない。丁寧に調べて、確信を持てた時点で、投資をする。事件(変化)は、現場で起こっている。」

「伸びる会社は、ビジネスモデルや経営戦略、市場の成長性、利益を生み成長を続ける企業の価値などで、判断している。」

「株価の下落は2種類ある。単なる株価の下落は、景気や市況の変化(循環)で起こるが、企業価値の棄損(劣化・低下)は要注意。企業価値の棄損は、企業間競争や技術革新により、事業の収益性が構造的に低下している時に起こる。

『1株当たり利益(EPS)30倍などの、ハイリスクハイリターン株は、買わない方がよい。』

『割安株への投資の是非の判断は、「どの様な価値に対して割安か?」「なぜ、割安に放置されているか?」「割安解消のきっかけは何か?」に注目すると、良い。』

朝倉氏

「先ほどのスパークス社の代表取締役社長の阿部修平氏のお話にもあったように、本当に日経平均が過去最高値を更新して4万円近くまで上昇するかも知れません。こつこつ投資などのみみっちい事は考えずに、大きな流れをつかんで、50%は儲けましょう。

※本セミナーの印象・評価

第2部のスパークス社のファンドマネージャーの守屋秀裕氏のお話は手堅い内容でしたが、社長がやや強気過ぎます。『スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド「愛称:ライジング・サン」』にご興味ある方は、他の優良投信などとも比較検討される事を、お勧めします。

AOIA関係者の間でさえ、「日経平均4万円はやや過大な期待値では?」と思うのは、実は私だけではありません。

「10年間でみた優秀投信」(ファンド・オブ・ザ・ディケード)という試み自体は評価できそうですが、まだ古い体質がモーニングスター社にも残っているようです。

改めて、「投資では他人に頼らずに自分で学び判断することの大切さ」を、私自身が再確認できたという意味でも、やや異色の興味深く有意義な体験でした。

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今回は、以上になります。

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