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2014年4月11日(金)意外と厳しい今後のロシア経済の見通し

  • 投稿日:2014年4月11日

こんにちは、AOIAフェローのDataと小勝負です。

今回は、注目の国ロシアの経済を、ありのままにご紹介します。

明らかにこの国は資源・エネルギーに過度に依存した老大国で、焦っています。

今回のウクライナへの過度な介入で、ロシア経済再浮上は、更に遠のいたようです。

2014年4月11日(金) 「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

ロシア経済はウクライナ危機の発生前から減速傾向がみられたが、危機が追い打ちをかけた。

ロシア経済発展省が3月24日発表した予測によると、1~3月期の純資本流出額は約700億ドル(約7兆円)で、すでに昨年1年間の計627億ドルを超えていた。

クドリン前財務相は27日、2014年の純流出額が過去最高の1600億ドルに膨らむとの予測を、明らかにした。

「(欧米から)独立した外交政策の代償が出てきている」と語った。

ウクライナ危機が発生する前の政府による今年の成長率見通しも、2.5%に過ぎなかった。

ウリュカエフ経済発展相は27日、今年の国外への資金の純流出が1千億ドルにとどまった場合でも、成長率が0.6%に低下すると指摘した。

純流出額は欧米の追加制裁の有無にかかわらず1千億ドルを上回るのは確実な情勢。

世界銀行は26日、追加制裁が発動された場合に、成長率がマイナス1.8%に落ち込む可能性があると指摘した。

国民生活に直結する物価上昇も深刻化しつつある。通貨ルーブルの下落で輸入品価格が上がっていることが大きい。

ウリュカエフ氏は2月に6.2%だったインフレ率は年央には7%に上昇すると明言。

中央銀行の目標水準である「5~6%」の達成は絶望的となった。

ただ、アジア重視路線を打ち出しても、短期的な景気浮揚効果は見込めない。

アジア各国もロシアでの事業リスクを見直す動きが広がっている。

4月下旬のロシア経済ミッションに参加を予定していた日本企業の多くは、すでに派遣見送りの検討に入った。

為替相場の基本ルールは、「インフレ国の通貨は下がる」だ。

それに加えて「反ロシア感情」も、需給バランスを悪化させ、さらなるルーブルの価値低下につながる可能性もある。

投資家は欧米諸国からの制裁にロシアがどう対応するか様子見の姿勢にあるが、政治家や官僚が過度に介入し巨額の賄賂を求める企業統治の劣悪さ、高金利、高齢化、コモディティー(資源・エネルギー)への過剰依存など、ロシア経済が抱える課題は多く、ロシアに魅力的な投資テーマを見いだすのは難しいのが、現状だ。大手格付け会社も、また動き出した。

米格付け会社のムーディーズは3月28日、ロシアの国債格付けを引き下げ方向で見直すと発表。

ロシア国債の格付けは現在、投資適格のBaa1(トリプルBプラスに相当)。

投資不適格までは、そう遠くはないレベルだ。

ウクライナを巡る対立が投資家心理を悪化させ、中期的な経済見通しにも悪影響を与えるとしている。

ロシア経済の本当の問題は、今後のエネルギー価格の下落リスクだ。

輸出額の約7割がエネルギー資源で、原油価格が1バレル100ドル位でないと、現在の財政を維持できないため、下手するロシアはマイナス成長に追い込まれる。「最も効果的なロシアに対する経済制裁」かも知れない。

今後の「シェール革命」の進展を含むエネルギー生産量の増加は、実はロシア経済を悪化させる可能性が、かなり高い。

ブルームバーグ・インダストリーズがまとめたデータによると、オーストラリアは液化プラントを建設しており、完成すればLNGの年間生産能力は18年までに3倍余りの8500万トンとなり、カタールを上回るとみられている。

いずれ需給バランスが崩れれば、価格は下がるだけだろう。

すでにロシアは困難に直面している。輸出収入の約7割をエネルギーに頼り、欧州に代わる市場は、すぐに見つからない。

大喧嘩をすれば最も傷つくのは、結局はロシアだ。

だがロシアは(時には実力を無視した)見栄を重視するお国柄で、そう簡単には降参できないかもしれない。

2014年 4月 01日公開のウォール・ストリート・ジャーナルでは、あの著名な投資情報誌バロンズの注目すべき記事「原油は75ドルの時代へ―世界的な供給増で」が、公開された、

更に詳しい情報は、こちらをどうぞ。

今週のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト」では、主にエネルギー面から、ロシア危機について考えています。主な内容は、こちらです。

2、 ロシアのささやかな軍事的勝利と経済的衰退 ※資金の流出入とエネルギー価格の推移が鍵

そして、中国の領土的野心を抑えるために、米国が動いた!

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