人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

2014年3月28日(金)新興国のやや意外な今年最大のリスクとは?

  • 投稿日:2014年3月28日

こんにちは、AOIAフェローのDataと小勝負です。

今回は、皆さんも気になっている「新興国リスク」の正体について、ご紹介します。

2014年3月28日(金) 「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

今年の新興国市場を取り巻く最大のリスクは、実は実質金利の上昇です。

世界中に低コストのマネーがあふれた時期が終わりを告げ、資本コストの上昇をもたらしている。

しかし先進国と中国の需要は、製造業やサービス業、コモディティ生産者向けの価格を押し上げるほど、強くはない。

中国経済に至っては、実は年率5%台まで年内に急減速する可能性まで、指摘され始めている。

企業にとっての実質金利とは、生産者物価で表される自社製品の価格の変化率と、債券利回りと間の差の事です。

この基準でみると、新興国の実質金利は2010─12年に比べて急上昇しています。

これは問題だ。実質金利は投資心理に強い影響を及ぼすのだから。

2009年の世界金融危機の後、新興国の債券利回りと生産者物価の変化率との差は8%に急拡大。

アジアと中南米の主要国に対する投資は、たちまち6%も落ち込んだ。

10年に入ると先進国の量的緩和によって実質金利はマイナスとなり、新興国向け民間投資は20%も膨らんだ。

実質金利が再び上昇に転じたことで、アジア・中南米市に対する年間約6兆ドルの民間投資に暗雲が立ち込めている。

これら2地域の12カ国の実質的資本コストを単純平均すると、13年は5%で、11年のマイナス1%から既に急上昇している。

債券利回りが上昇を続け、生産者物価が低迷したままなら、新興国における利益の出る投資機会はますます縮小するだろう。

長期的な停滞から抜け出そうともがく世界経済にとって、これは悪いニュースだ。

先進国で企業の投資意欲が復活する兆しは、あまり見られない。

民間消費も低調だ。新興国による世界需要への寄与も減っており、頼りにならない。

ルピー相場が回復傾向とはいえ、インド経済も病み上がりだ。年率6%の成長も、決して低いハードルではない。

新興国が国内金利を引き下げれば、こうした脅威は和らぐかもしれない。

しかし経済・政治リスクが高まって投資家は不安を募らせており、低い利回りを受け入れない可能性がある。

もう一つの解決策は、先進国が輸入を増やすことだ。これが実現すれば新興国企業の実質的資本コストは低下するだろう。

しかし当面、それもあまり期待できそうもない。

その流れで考えると、先週の「米国発の困ったニュース」は、なかなか意味深だ。

3月18~19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り100億ドルのQE3減額が決定された。

順調にいけば2014年秋にはFRB(米連邦準備理事会)が新規の追加で米国債などを購入することはなくなる。

その後の米政策金利上昇時期についての質問に対してイエレン新FRB議長が「半年後かも知れない」と言ってしまったために、マーケットは「早ければ2015年春ごろに利上げか?」と考え、金利は上昇傾向に。

フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が2015年末時点で少なくとも1%、16年末は2.25%に上昇すると予想する当局者が増えました。

実はこれを受けて、回復傾向だったインドネシアの通貨のルピアと株式相場は、急落。

インドやブラジルを含むフラジャイルファイブ(脆弱な5カ国)の前途は、そう明るくはないのかもしれません。

『最近のマーケット情報や、実用情報を知りたい方はこちらをクリック』

https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicMailMagazineEntry.aspx?no=3

いうまでもありませんが、金利と為替相場は密接な関係があります。

お手頃価格の初心者向け外国為替証拠金取引(FX)講座にご興味ある方は、こちらをどうぞ。

講師はいわゆる「ミセス・ワタナベ」の、勝ち組です。20名の限定募集です。

「FXトレード実践講座 初級編〜ビギナーズコース〜」

日時:2014年04月02日(水) 19:00 ~ 20:30

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくはこちらをどうぞ。ここから「あなたの大後悔 大航海時代」が始まります。

http://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1093

今回は、以上になります。

【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


  • グローバル資産形成学院WEBキャンパス開校 ネットで学べるオンライン講座
  • WEBキャンパスで開催中の講座はこちら
  • WEBキャンパス会員登録はこちら
  • 資産形成力要請コース