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2014年1月6日(月)投資のプロの株価予想「QUICK株式月次調査」の賢い使い道とは?(前半)

  • 投稿日:2014年1月6日

こんにちは、AOIAフェローのDataと小勝負です。今回は、とっておきのネタをひとつ、ご披露します。無料公開のブログなのでグラフなどは省略させていただきますが、今週AOIA会員様限定公開予定のニュースレター「週刊先読みダイジェスト」の主力記事の一部を再編集したものを、今回お見せします。

2014年1月6日(月) 「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

景気、業績などのファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が良好で、株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)などの投資尺度で割安に見えても、株価が上昇しないケースがあります。

大半の投資家がそうした良好な投資環境を知って強気になり、既に株を買って大切に保存している場合に、割と見られる現象です。皆が上がると思って売買しない銘柄は、需給バランス上、意外と値動きが乏しいものです。

逆に大半の投資家が弱気に傾き、既に保有株式の大半を売っている場合は、投資環境がさらに悪化しても売られるどころか逆に買い戻されるケースさえあります。

例えば投資信託(投信)の運用対象に含まれる銘柄が安くなり過ぎた場合や、全体のバランスを考えて買っている場合などが、そうです。

では、私達の様な個人投資家は、何を手掛かりに売買の判断をすれば良いのでしょうか?

実は株式市場全体のセンチメント(投資家心理)を測る、割と良い方法があるのです。

そしてそれは、一般にも公開されています。それが「QUICK株式月次調査」なのです。

「QUICK株式月次調査」の運用担当者に国内株式の現在のウエートを聞く質問で「オーバーウエート(強気)」と回答した投資家の比率の推移をみれば、市場のセンチメントが把握できます。


1995年以降、オーバーウエートの比率は10%近辺から60%程度の範囲で推移しています。大半の投資家が弱気になる10%辺りを底に日経平均株価も底入れしています。反対に、強気となる60%近辺で日経平均も頭打ちになっているケースが多い事が、分かります。

2013年12月時点でみると49%で、市場参加者の半数がすでに強気である事が、分かります。

このセンチメントの高さから判断すると上値余地は大きくないとの見方が成り立ちますが、49%という水準が今年のピークである2月の55%よりも低く、強気の上限である60%まではまだ余裕がある事などを考えると、短期的にはさらに強気派が増え日本の株価が上昇する可能性が大きいと判断できます。

昨年末の大納会の終値をAOIAフェイスブックで紹介した際に、私が「2014年も日本の株価には伸び代がまだ残っている」と書いたのは、これも根拠の一つです。ご興味ある方は、こちらをどうぞ。

「2013年日経平均終値が分かりました。」

https://www.facebook.com/aoiaacademy/posts/787709254576289

これらの点を考慮すると、2014年の日経平均はむしろ短期的に株高が起こりやすい状況と、いえそうです。

皆さんはもしかしたら「日本株投資で勝てる強力な武器(ツール)が、遂に見つかった♪」と、お考えかもしれませんが、私はこの「QUICK株式月次調査」を、「数カ月から数年先の日経平均などの日本株の騰落の方向性を大雑把に把握するには便利な目安」と、考えています。

2009年から2012年頃にかけて「オーバーウエート(強気)」の比率が30~40%を何度も超えても、日経平均がなかなか上がっていない時期がありました。

しかしその後の2013年は日経平均が急激に上がりました。同様に2003年から2005年頃にかけて、「オーバーウエート(強気)」の比率は何度も、40~50%前後まで上昇し、その後の2005年から2007年にかけて、日経平均は急上昇しました。

「QUICK株式月次調査」の結果は概ね、数カ月から数年先の日経平均の騰落の方向性を、予告していたといっても良いでしょう。

という事は、日経平均などの日本の株価が割安な時に「QUICK株式月次調査」の「オーバーウエート(強気)」の比率が、例えば30%~40%前後まで何度も上昇していれば「買い時」と判断する一つの目安になりますし、一見良い値動きでも「QUICK株式月次調査」の「オーバーウエート(強気)」の比率が、例えば40%から15%くらいまで急落し、しばらく待っても浮上しそうになければ「売り時」のサインでしょう。

つまり、「QUICK株式月次調査」の比率を確認しながら個別株や日本株投資信託(投信)、あるいは日本株に連動するブル型やベア型のETF(上場投資信託)を売買するのは、比較的効率的な株式投資とは言えそうです。

ブル型のETFとは、日経平均株価やTOPIXといった株価指数の変動率のおよそ2倍の価格変動率となるように設計されたものです。

ベア型のETFとは、株価指数の変動率の概ねマイナス1倍、つまり価格の変動が株価指数の正反対になるように設計されたもので、日経平均株価やTOPIXが上がれば同じだけ下がり、逆に日経平均株価やTOPIXが下がれば同じだけ上がるという特徴を持ちます。

どちらも確かにややハイリスクですが、それなりに勝算を上げる事は出来そうです。

しかし、実は困った事がひとつあります。詳しい話は、次回のこのブログでご紹介します。


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今回は、以上になります。

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