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2013年2月6日(水) 銀行などの金融機関が勧める資産運用を断る「もっともな理由」とは?

  • 投稿日:2013年2月6日

こんにちは、AOIAコラムニストのDataと小勝負です。手前味噌で恐縮ですが、近頃私の書いた投資関係の各種コンテンツの方が参考になるためか、60代の父は大手金融機関の資産運用関係の勧誘や無料イベントなどに、あまり興味がなくなりました。やはり昨年から今日まで、投資信託や日本株、為替、J-REITなどの金融商品をこまめに調べ、レポートなどを量産し、「日本の株価は為替次第」などの予想も、概ね当たっているのが原因の様です。

今回は、あなたが金融機関のカモにならない近道を、ご紹介いたします。現場はお粗末なものなので、コツさえ知っていれば、対応はそれほど難しくはありません。

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2013年2月6日(水) by Dataと小勝負(AOIAコラムニスト)

もしあなたや友人やご家族がまとまったお金を持っていて、資産運用を考えていたとして、何度も金融機関に相談に行った結果、以下の結論に達したとしたら、あなたはどう思いますか?

「当面、何もしないことにしました。いまの自分には向いていないからです。」

もしかしたらあなたは、こう思うかもしれません。「せっかく手間暇かけて時間をやりくりして何度も出向いて、販売員も親身に対応してくれたのに、これでいいのかな・・・?」

それを聞いたら私はおそらくこう言います。「それもいいでしょう」。理由は大体、見当が付き納得できるからです。

実際、弊社の会員様でも、金融機関に勧められるままに、出来たばかりの実力も不確かで経費がかさむ投資信託(投信)などを買って結局損された方が、割といます。そうした方達のお役に立てればと考え、私たちは日々コツコツと働いています。地味で真面目な会社が、AOIAです。

よくある銀行からの提案は、例えば以下の2つです。

一つは「一時払い終身保険」。一生涯の死亡保障があるので、相続対策などに利用されることもある保険です。ただ一般には、数年後の中途解約金が払い込み保険料を上回ることが注目され、貯蓄代わりに提案されるケースが多いのです。

断った方の感想として目立つのは「(金利が高かった)昔と状況が違うのは分かっているけど、貯蓄性(利回り)に納得できなかった」ケースです。加入後3年以内に解約すると元本割れの赤字に終わり、10年後の解約金の払い戻し率は105%程度だったりします。私の意見は、「終身保険などは基本的に国債等で運用しているので、本人が直接国債を買った方が金融機関側に経費を払わなくて済む分、お得なのでは? 死亡保障にもお金がかかるぶん貯蓄性が下がるのではないか?」といったところです。

もう一つの提案は、海外債券で運用する「毎月決算(分配)型」の投資信託です。「毎月の分配金が年金の上乗せになるし、債券の値上がり益も見込める人気商品」と勧められるケースが目立つものの、「仕組みがよく理解できなかった」ために見送った方も、意外といます。

こうしたものは概ね、購入時に3%超、運用期間中に1.7%超の手数料がかかります。という事は…10年後には実におよそ2割ものお金が、目減りすることになるのです。一握りの優秀な投資信託(投信)を別にすれば、これを取り戻すのはそれほど簡単ではありません。人気商品なのは、高い手数料収入が見込める金融機関が、自分たちの為に販売に力を入れているからでしょう。

ちなみに私は、スタートから既に数年の実績があり、年率の利回りが1割近くに達する日本株に投資する投信などを知っているので、証券会社などから他の金融商品を勧められた場合は、「自分で見つけたこれよりも実績あるの?」と、本当に聞きます。これだけでも、勧誘の勢いはかなり弱まります。

金融機関側が「お金持ちの上客候補」と判断した見込み客に対しては、「電話攻勢」などが、始まります。その後も銀行などからは『支店長が挨拶に伺いたい』などと電話が、本当にあったりします。「でも、自分は何度も足を運ばれたりすると、何か契約しないとまずいかなと思ってしまう方なので『来ないでくれ』と言い続けている(笑)」とも話せる方は、冷静です。

そして、1人で過ごして落ち着いて考える時間が増えるなか、「そもそもすぐに大金は要らない」ことにも気付き、「物価が急上昇でもしない限『運用』を急ぐ理由はない。少しずつ勉強してみよう」と、当面の結論が出たりします。

こうした体験談から学べることは、

(1)納得がいかない買い物はしない 当たりより外れの方が多いので、気にしない

(2)弱点や癖も含めて、自分を知る

(3)結論を急がない、迷ったら判断を延期するくらいで構わない

――の3点でしょう。

まず、銀行が勧めた商品については、お金の殖え方や商品の仕組みへの疑問から契約を見送っています。実際、仕組みが分かりづらい金融商品はたいていハズレです。無駄な手間や経費、過剰なリスクが、どこかに潜んでいるケースが、ゴロゴロとあります。例えば、かつては好成績が目立った米国などのヘッジファンドの多くは、S&P500などのインデックスにさえ、成績で負けています・・・・。「よく分からないものは購入しない」という方針は概ね正しい判断ですので、ずっと貫いて欲しいと思います。

次に「継続訪問などに弱い」というご自身の弱点を自覚していることも、重要でしょう。確かに金融機関の人と面談を繰り返すうちに「情報だけもらって何もしないのは気まずい」といった感覚を持ってしまう心の優しい方は、少なくはないようです。ただ、その感覚は金融機関側が勧める商品の価値を判断する際には、忘れましょう。

金融機関側の親身さや優しさには、それなりの理由があります。実際、国内の投信の軽く過半数は、買うだけ無駄なものです。

最後に、結論を急ぐ必要がないことも明らかでしょう。まとまったお金を金融商品の購入に向けるという提案は、「商機を逃したくない売り手側の都合でされている」という認識で、構いません。

ただ、私はこうした方達がこの先もずっと「何もしない」事を、お勧めしている訳でもありません。増税は次第に避けられないものになって来ていて、何もしなければじり貧に終わりそうです。

上手な運用なら、出来ないより出来た方が良いのです。それでも今回ご紹介したケースの場合、ご判断は正しかったと思います。特に「いまの自分には向いていない」という言葉には、消費者が金融商品の売り手と向き合う前に、自分自身と向き合ってみることの大切さを、物語っています。

こうした経験は、実は貴重なものです。「損をする前にその可能性に気が付き、投資を見送れた」方は、実は投資で順調に資産を形成するために不可欠な「お金を守り育てる」センスが、高めの方だからです。

弊社のオリジナル資産運用シュミレーションゲームの「フォーチュンマップ」を体験すれば、ご自身の投資に関する癖や性格などが、結構分かります。良く出来たゲームで、ファイナンシャルプランナー(FP)の継続教育コースの対象講座でもあります。既に開催された都内有名大学や静岡県の高校、AOIA名古屋校や北陸などでも、好評でした。

資産運用のスキルが割と正確に成績に反映される傾向があるので、まずは小手調べに体験されると、今後のご参考になるかと思います。ご興味ある方はこちらをどうぞ。

http://www.aoia.co.jp/trial.html

何か疑問点があれば、こちらまでお問い合わせください。

info@aoia.co.jp,

または

03-6273-3860

今回は、以上になります。

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、あくまでもAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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