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2013年2月18日(月)いまなぜ英語と日本について学ぶ事が大切か(上)

  • 投稿日:2013年2月18日

こんにちは。あなたと同様に、学生時代にもう少し実用的な事をいろいろと学んでおきたかった、AOIAコラムニストのDataと小勝負です。今週は、最近のファーストリテイリング社と日本の現状を踏まえた上で、どの様な教育が大学生や社会人に現在求められているのかを、一緒に考えてみようと思います。 主な情報源は、日経電子版オリジナルインタビュー記事「大学変えねば日本は沈む ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏 1年生に内々定、その意味は」などです。

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2013年2月18日(月) by Dataと小勝負(AOIAコラムニスト)

「大学変えねば日本は沈む ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏 」

大学1年生でも実績と意欲・態度などが良ければ内々定を出し、「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリング社への注目度が、また高まって来ていますね。同社の会長兼社長の柳井正(やないただし)氏の、日本の高等教育に対する不満は、かなりのものがあります。

大学教育の意義を否定するかのような行動に出た柳井正氏は、大学に厳しい視線を送るだけでなく、学生にも変化を求めています。その根底には、大学のあり方を変えなければ「日本が沈んでしまう」という、危機感があります。

彼の、大学改革プランは、実に大胆なものです。

世の中がこれほど大きく変化していく中で、社会人になってから改めて勉強しようと考える人も多いはずだ。大学はいつでも勉強する為に通えるような、生涯学習の場に変わるべきだ。日本の大学は、高校を卒業してそのまま入学する単線的な進路になっているが、もっといろいろなコースを用意したらいい。」

その為には、社会人の要求に応えられる教員の技量も必要だ。大学教員は毎年、同じ内容の講義をしている。経済や経営などの社会科学は社会の動きとともに変化しているはずなのに、アップデート(更新)していない。どんどん社会からかけ離れてしまっている。そんな教員は必要ない。

・・・・それなりに当たっている様ですね。個人的には、「現実を説明できない理論は不要」だと、考えています。これは投資の世界にも言えそうです。

大学の人事制度は、どの様に考えるか?

「一度、教授になったら定年まで安泰な世界なんて変だ。ちゃんとパフォーマンスを発揮し続けないと、教授として大学には居続けられないような人事制度にしてもらいたい。変わろうとしない教授会が大学を牛耳っているから、無理かもしれないが。」

・・・・多くの大学にとっては、当たらずも遠からずでしょう。実際、大手新聞社上がりの中途半端な「大学教授」が多いのは、割と有名な話ですね。

「大学教員は研究と教育の2つの役割があるが、教育をないがしろにしているような気がする。はっきり言うと教えるのが下手。教室で学生の前でなにかぼそぼそ話しているだけだ。学生もほとんど聞いていない。学生に学問への興味を持ってもらわないといけないのに、相手に伝える技術を持っていない。教える技術を養ってほしい。」

・・・・確かに「教材を読めば分かるでしょう?」といった甘えを感じさせる教授は、私の母校にも、恥ずかしながらいました・・・・。民間の塾にでも研修に行けば、化けるかも知れません。基本的には物知りなだけに、やや残念です。

学生は知識不足

――そんな大学で学んだ学生をどう見ていますか。

世の中で生きていくのに必要な基礎的な教養や知っておくべき事を知っていないし、知識の絶対量も少ない。その為に適切な判断ができない。もっと知識を詰め込まないと、自分が進んでいる道が世の中の方向に合っているのかさえ分からない。自分の判断が正しいかどうかを、常に意識して行動する事を習慣付けるべきだ。企業は自分で考えて、自分で結論を出して実行できる人材を求めている。

・・・・この考え方には、かなり賛成です。日本も企業も変化が激しく答えがなかなか見付からない状況が続いていますが、それでも前に進まないと、取り残されるだけです。最低限、日本と世界の経済・金融・景気の要点くらいは知っていないと、困ります。

――これからの大学は学生に何を教えればいいですか。

「社会に望まれるビジネスはどの様なものなのか、社会により貢献できる経営のあり方、人間のあり方を教えてもらいたい。会社員製造機関ではだめで、起業家の育成が大切だ。大学や大学院でそうした講座も出てきたが、小手先だ。経営マインドを持つ人材が大学から輩出されないから、そのための機関も自前で作った。世の中を変えるような仕事ができる人材を育てたい。

――ユニクロで大学1年生でも内々定を出す選考制度を始めたのは、大学教育に期待していないからですか?

「わが社で将来、どのような社会人になっていくのか、目的意識を明確に持つ学生に内々定を出し、卒業後の入社を待つ。昨年は約10人を選んだ。大学1年生でも内々定を出すのは行き過ぎかもしれないが、それくらいでないと大学教育がこのままでいいのかというメッセージが伝わらないと思ったからだ」

柳井正(やないただし)氏は、大学そのものの作り直しを、求めています・・・!

彼の大学教育に関する意見を丁寧に確認すると、「おかしいです」「あり得ない」「よくないです」「最悪だよね」といった、厳しい言葉が目立ちます。

「(大学自らは)つぶれるまで分からない」という発言は、大学改革ではなく、作り直しを求めているのです。

なぜそこまで言葉が鋭くなるのかといえば、それは米国、中国、欧州等に進出し、グローバルな競争社会に身を置き、教育や人材育成の重要性を痛感したからです。

内々定を大学1年生でも出すのは大学や学生にまずは意識を変えさせようとする仕掛けの様です。いかにも彼らしいやや突出した行動かもしれませんが、言いたい事は私にも概ね分かるような気がします。

世界で存在感が低下する日本の問題に向き合おうとしない大学に、いらだつ柳井氏。現実を直視していないのは、本当に大学だけでしょうか?

今回は、以上になります。

次回は、ファーストリテイリング社の最近の動きや、英語と日本について学ぶ事の必要性について、さらに深堀りしてみようと思います。

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、あくまでもAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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