人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

2012年12月3日(月)入ってからが驚き?人気業界の意外と地味な現実とは・・・

  • 投稿日:2012年12月3日

こんにちは。大学を卒業してからはや20年近くが経った、Dataと小勝負です。今の職場で働くまでに正社員を2回経験し、いろいろな事を体験して来ました。今週は何かと就活生にとっては実用的なお話が続くと思いますので、じっくりとご覧ください。

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

初めての就職活動は分からないことだらけですよね。私もそうでした。やはり、アルバイトの採用面接とはレベルが違いますし、直接企業に質問しては「採用上不利になるのでは」と思うことも多いですし、口コミ情報がどこまで信用できるかも不安でしょう。

また、一部の学生が行っているようですが、就職予備校(就活塾)なども、いろいろな事を言っています。では、現実はどの様なものでしょうか?

旅行好きには意外と不向きな旅行業界

業界最大手はあの有名人気企業のJTBで、就職支援のマイナビが来春卒業予定の大学生に実施した人気企業ランキングで、首位に輝いた超人気企業です。1位は5年連続だそうで、現実を考えればやや驚異的です。旅行を仕事にするイメージが受けている様です。  私も旅行は結構好きなので、気持ちは分からなくもありません。マイナビによると、一見楽しそうな仕事に見える「旅行添乗員の印象が強い」とのことです。

では本当に、仕事で旅行を楽しむ事ができるのでしょうか? 実はそうでもありません。「添乗員は新卒で募集していません。専門の会社に外注しています」との事で、添乗員になれる社員はいません。

ちなみに、添乗員の多くは、収入や勤務時間が不安定な派遣社員です。旅行業界自体が低賃金長時間労働の企業が多いので、個人的にはそれほど魅力は感じません。旅行を本当に楽しみたいのなら、より高賃金の業界や企業で働く方が、近道かもしれません。

社員の中で、業務で旅行する可能性があるのは、JTB北海道やJTB東京などの営業部門があるグループ会社に入り営業担当となった場合ですが、実際に業務で「旅行」できるのは、1割弱です。

しかも、「旅行」中もほかの業務の打ち合わせやメール確認などに忙しく、「とても観光気分ではない」(ある社員)といいます。旗を持って毎日のように世界中の観光地を優雅に飛び回るという生活は期待薄で、実態は限りなく普通の「多忙な出張」です。

海外社員少ない航空会社

同じ人気ランキングで2位だった全日本空輸も、華やかなイメージで根強い人気があります。選ばれた理由のトップは案の定、「国際的な仕事ができそう」でした。

人事部主席部員の松村宏二郎さんによると、「華やかかと聞かれると、難しいですね」との事です。「海外へ行けるチャンスも商社の方が多いと思います。基本的には管理職が就航先へ赴任する程度です」。駐在員などで海外赴任しているのは250人程度に過ぎず、全社員のわずか1%程度です。実際の仕事も航空券販売や総務など運行を後方支援する事務作業が多く、「一般企業と変わらない」という社員もいます。

そもそも航空会社の地上職は90年代のバブル経済の崩壊以降、人員や人件費の削減などリストラの連続です。近年はスカイマークなどのLCC(格安航空会社)が急増し、この業界も競争が激化し、コスト削減と賃金の減少傾向が目立ってきています。

航空会社の華やかな印象を作り出している客室乗務員は、イメージとのギャップが特に大きい職種かも知れません。

「結婚退職後に事務の仕事をする派遣社員となり、一般企業で働いたが、月収30万円で客室乗務員よりも多かった。ショックだった。派遣社員の方がずっと楽なのに…何だったのかとばかばかしく思う」と振り返っている人までいます。

彼女の場合、搭乗した便が給油を終えると、帰りの機中でも働いて日本へとんぼ返りでした・・・。ハワイでも1泊して帰るだけでした。現地に数日泊まって買い物三昧というのは昔の話です。泊まっても、買い物を満足にできるほどのお金もなかったのです。「同僚と食事に行くと、仕事のきつさや勤務時間の長さの自慢大会になってしまいました」と苦笑しています。

国際的な仕事に人気が集中しがちなのは、20年前と同じ様ですね。

ただ、以前とは相当状況が違ってきています。かつては「発展途上国」と言われた「新興国」が、経済力と生産力を飛躍的に巨大化させ、今や先進国のそれを抜く勢いです。

その結果、「出張」や「海外赴任」で行く国も、かつては欧米先進国が中心でしたが、

今ではむしろ中国、ロシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ブラジル、メキシコなどの方が、目立ってきています。

こうした国々では、日本に対する感情が良いところばかりでもありませんし、良くても交通事情や通信環境、医療面などの生活環境などが、先進国とは相当落差があります。時にはきれい事だけでは済まない仕事上の判断を迫られるケースも、実は結構あります。

海外展開を進める日本企業が本気で欲しがるのは、『そこまで分かっていて、具体的な根拠をもとにして、「外国でもこれが私ならできます」』と自信を持って言える人です。学生の方も、その素質がありそうな人から採用されるのが、現実です。交渉力や体力、精神的なタフさ(ある意味呑気さ?)、トラブル対応力などは、語学力並みに重要かもしれません。

最近の私のブログで、中国とインドネシアをテーマにした自信作もありますので、ご興味ある方はどうぞ。

最近の中国の経済動向が日本企業に与えそうな意外な影響について

http://www.aoia.co.jp/blog/archives/2209

進出企業の黒字率が結構高いインドネシアの魅力と課題とは?

http://www.aoia.co.jp/blog/archives/1410

日本の意外な現実について知りたい方は、こちらもどうぞ。

○第14回AOIA 講演会 テーマ:「日本経済の常識を徹底検証!日本経済の常識を斬る!」

~視点を変えれば日本の意外な素顔がみえてくる~

講師:金融データシステム代表取締役、AOIAシニアフェロー

角川総一(かどかわそういち)氏

開催日:2012 年 12 月 5 日(水)※当日飛び入りの参加も可能です

時 間:19:00~21:00 開場 18:30~

詳細は、こちらをどうぞ。

http://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=421

著作にご興味のある方は、こちらをどうぞ。

http://www.nikkeibook.com/writer/2121/

経営コンサルタントに必要なのは、頭よりもまずは体力です。

意外と地味で激務なのは経営コンサルタントです。資料をかっこ良くまとめて、プレゼンテーションしているイメージが強いのですが、「若いうちはデータ集めや会議の書記など下働きばかり」と、下積みの厳しさを訴える人もいます。「忙しい時期は2週間休みなしですね。その間、毎日朝10時から夜中2時ぐらいまで働くこともあります」との事です。

・・・・ちなみに私の仕事は一応「アナリスト」で、日本や外国の経済や金融・政治などの調査結果をもとに、金融商品や業界などの評価レポート等を、毎月の様に量産しています。今年は有名な経済評論家の竹中平蔵氏や豊島逸夫(としまいつお)氏、新興の好成績日本株ファンド(投資信託)責任者の藤野英人(ふじのひでと)氏や、世界銀行の財務部長クラスの人達にも、割と本格的なインタビュー(仕事上の質問)をしています。

今年は正月から11月までほぼ毎日、仕事と勉強に明け暮れていました。私のような知識集約型の仕事に就くと、他人から見れば自由で楽しく働いているように見える時もあるかもしれませんが、当の本人は「もっと自由な時間がほしい」ものです。仕事そのものよりも、その下準備の方が実は大変で時間も取られます。一見華やかで目立つ仕事には当然のように、それ相応の責任と下積み期間と手間(苦労?)が、あります。ご参考になれば幸いです。

今回は、以上になります。

今週水曜日と金曜日は、これが出ます。

就活生必見!これをしないだけでもライバルに一歩リード出来ます あり余る大学生と就職浪人しやすい典型的な学生とは?(前半)(後半)

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、あくまでもAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


  • グローバル資産形成学院WEBキャンパス開校 ネットで学べるオンライン講座
  • WEBキャンパスで開催中の講座はこちら
  • WEBキャンパス会員登録はこちら
  • 資産形成力要請コース