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2012年11月30日(金)為替相場の決まり方の基本ルールと、2012年に明らかになった新傾向とは?

  • 投稿日:2012年11月30日

こんにちは。いつも好奇心旺盛な、Dataと小勝負です。今回は、為替相場の決まり方のごく基本的なルールから、中国等のアジア諸国の通貨と中南米諸国の通貨の間で2012年初めまで見られたあるルールが、最近通用しなくなったという意外と重要な新ニュースまで、まとめてご紹介します。

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

あなたは商品の売買で儲けるもっとも簡単な「基本ルール」は、何だと思いますか?

もしあなたの回答が次のようなものなら、正解です。「簡単だよ。商品が安い時に買って高い時に売れば儲かるのさ。不動産も金も株もFX(外国為替証拠金)などの複数の通貨間の売買取引も、基本は同じだろ?」

FXの基本も実は比較的シンプルで、まずは勉強して練習を重ねる事が大事です。経験がものを言いますが、練習をしないでいきなりギャンブルを始めて損する人が、目立ちます。

今回のブログでは、FXの手前の為替相場の決まり方の基本ルールと、今年明らかになった新傾向について書いてみます。実は、あまりまだ報道されていない新傾向があるのです。

株とFX(外国為替証拠金)の分析方法には、「テクニカル分析(チャート分析)」と「ファンダメンタルズ(基礎的条件)分析」の2種類があります。

「テクニカル分析(チャート分析)」は、FX取引の分析の主役で、

「ファンダメンタルズ(基礎的条件)分析」は、株式取引の分析の主役です。

「ファンダメンタルズ分析」とは、ニュースで世界の動きを見て、判断する事です。

為替相場の変動を考える為の、FXなどの為替取引のファンダメンタルズ分析の基本は、意外と簡単です。通貨の価値は需要と供給のバランスの「需給バランス」で決まるのです。

※「野菜や魚などの身近な商品と実は同じ値動き」とも言えます(笑)。

例1 「世界が人口100人の村だったとして100万円もらえたらどの通貨に両替しますか?」

1、米ドル70人  (もともとの保有者は50人)→米ドルは上昇

2、ユーロ28人  (もともとの保有者は40人)→ユーロは下落

3、豪ドル2人(もともとの保有者は10人)→豪ドルも下落

例2 「アメリカでテロが発生した場合、どうしますか?」

1、米ドル30人に減少→米ドルの価値は急落!

2、ユーロ60名   →ユーロ急騰 この場合真っ先に買った人が一番儲かる

3、豪ドル10人→結果的に豪ドルも上昇してしまう

・・・詳細は省きますが、こうした「需給バランス」によって各通貨の値動きは続き、リーマン・ショックショック後の上昇率1位の通貨は日本円で、2位はスイスフランでした。

ニュースは日々いろいろと発表されていますが、市場がどこに反応しているかを重視するのが、ファンダメンタルズ分析です。特に重要なニュースは、各国の中央銀行が発表する政策金利です。

少なくても短期的には、政策金利の高い通貨の方が、上がりやすい傾向があります。

日本円のそれは0~0.1%

米ドルは   0~0.25%

豪ドルは   3.25%→その結果、豪ドルの価値が上がる。

しかし人間は感情の生き物ですので、予想外の展開があった場合は、反応も予想外です。

「利上げ予想で政策金利が据え置きなら(失望売りを招いて)下がりやすい。」

「利下げ予想で政策金利が据え置きなら(見直し買いがあり)上がりやすい。」

米国の雇用統計や住宅市場の好不調も、米ドルや日本円を中心とした為替レートを大きく左右します。基本的にはアメリカにとって良いニュースがあれば円安ドル高になり易く、逆なら円高ドル安になる時が、目立ちます。

もちろん、好景気の国や地域の通貨の方が上がり易く、そうでなければ下がりやすいのは、ユーロ安を見ても見当が付きます。

他にも、「沢山刷った通貨(紙幣=紙のお金)は価値が下がりやすい」という傾向もあります。2008年のリーマン・ショックショック後の一連の米国の経済・金融対策で米ドルは激増し、その結果相対的には日本円の方が貴重品となり、円高ドル安になりました(これまた魚や野菜などの値動きを連想させますね)。

厳密には通貨(正式に政府が認めたお金)ではないのですが、金という「疑似通貨」もあります。金は米ドルで価格が表示されるので、米ドルが余って安くなれば、半ば自動的に米ドルから見れば値上がりしやすくなります。最近はやりの一連の米国のQE(金融緩和)政策の結果、米ドルの増加と米国の金利低下が進み、これが続いている間は金の価格は比較的高値で安定しやすいのではとも、見られています。

長期的には、国ごとの実質的な物価の違いによって、為替レートは大きく調整されます。

そのため、インフレ率が高いブラジルの通貨レアルなどは、見かけほど利回りは高くはありません。今のブラジルレアルの水準は、製造業が苦戦気味のブラジルの実力相応のものです。

中央銀行の為替介入の時も為替は動きやすいので、FX(外国為替証拠金)などの為替取引では儲けやすいタイミングです。

以下は、2012年に明らかになった為替レートの「新傾向」です。情報源は、まともな投資教育業者なら日々確認しているはずの、ブルームバーグのニュースです。

「アジアと中南米の通貨相関性に異変、中国の商品輸入の減少で」

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDRIRO6K50ZG01.html

以下は、ダイジェスト版です。

アジア通貨がこれまで歩調を合わせてきた中南米通貨からかつてないほど大きくそれた動きを見せている。

ブルームバーグとJPモルガン・チェースの指数データ によれば、両地域の通貨の4週間の相関係数は先月、正反対の方向に動くことを意味するマイナス1に達した。5月までは相関係数は両指数が同じ方向に動くプラス1でした。中国の人民元や韓国ウォンは高値に達した一方で、ブラジル・レアルやメキシコ、チリ、コロンビアの通貨は過去2カ月にわたり弱含んでいます。

中国が買われると通常なら中南米とアジアの通貨が共に押し上げられますが、ここにきて商品のリンクが働かなくなり、アジア通貨が買われても中南米通貨は買われていません。中国は経済成長率が今年は7.7%に減速すると予想される中、製造業などの分野で一次産品中心の投資から遠ざかっています。中国は10月にブラジルからの輸入が10月に前年同月比で17%減少しました。

・・・・基本的でまともな投資のルールの確認だけなら、丁寧に本などを読めば分かります。もしあなたが、本などを読んでも分からない、時事的なニュースなどを反映したより実用的で本格的なお金の勉強をしたいなら、最近のニュースと投資の基本ルールをセットで説明できるスクールを選んだ方が、結局はお得です。

私は勤務先のAOIAをその様なレベルのスクールだとは思いますが、もしあなたが「自分で確かめたい」とお思いでしたら、無料ガイダンスもありますのでどうぞ。

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「資産を運用にはどのような方法があり、自分の性格やスタイル合った運用方法はどういう方法なのか?」を身につけられます。

きちんと調べれば、効率的な探し方と良い投資先は、意外とあるものです。

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http://www.aoia.co.jp/academy.html

今回は、以上になります。

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、あくまでもAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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