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2012年11月2日(金) 毎月コツコツとお金をためる多様な方法と、現在大人気で実質利回り10%超が続出中の新種の投信について(下)

  • 投稿日:2012年11月2日

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2012年11月2日(金) by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

こんにちは。約束はできるだけ守る、Dataと小勝負です。以前このブログ(コラム)で確か、「年間利回り5%前後で比較的低リスクな投資信託などの金融商品は結構あり、何からレポートを書けばよいかという状態です」と書いたと思いますが、それは決して作り話ではありません。

今回はいよいよ、その証拠の一部を、お見せします。

現在大人気の「為替ヘッジ付き投信」 その魅力と特徴とは?

外貨建て資産で運用する投資信託を買う際に、円高になっても資産が目減りしないタイプのものを選ぶ個人投資家が、増えています。「為替ヘッジ付き」と呼ばれる投信です。ここ数年の円高進行で苦い思いをした個人投資家の間で、特に人気を集めています。

調査会社リッパー・ジャパンによると、運用残高は9月末時点で、2兆7,811億円と1年前に比べほぼ2倍に膨らみ、ファンド数も約460本と1年間で80本も増えました。

為替ヘッジとは、金融機関との間で為替予約などをし、将来の外貨と円を両替する為替レートをあらかじめ決める投資方法です。投信は通常は1~3カ月ごとに、為替変動リスクを回避(ヘッジ)する契約をしています。もちろんそれなりの費用はかかりますが、実は最近は急低下中で、実質利回りの向上に貢献中です。

最近は1ドル=80円前後の円高が続き、外貨建て資産が円高によって円ベースでは目減りする例が、続出しています。「経済成長を続ける新興国など海外の高金利を享受したいが、円高で損するのは嫌だ」――。そんな個人が為替ヘッジ付き投信に投資しています。

商品の魅力や注意点は、一体なんでしょうか?

運用対象は、新興国の債券です

海外の債券などの外貨建て資産で運用する投信は、以前は為替差益も期待する方が多かったため、為替ヘッジがつかないタイプの方が、売れ筋でした。海外の高金利を享受できる上に、円安進行で米ドルや新興国通貨が日本円に対して上昇すると、為替差益でファンドの運用利回りが一段と良くなる為です。為替ヘッジ付き投資信託では、そうした円安メリットが生じない代わりに、円高による為替差損が大幅に削減できます。

案の定、為替ヘッジ付き投信の中でも、新興国債券など相対的に高い利回りの海外債券で運用するタイプに、資金が流れています(表参照)。金額で全体の8割、本数では6割を占めます。アジアを中心とした新興国の国債やインフラ関連企業の社債等で、運用します。

残高が最も大きいのは「野村新興国債券投信Aコース」で米ドル建ての新興国の国債や社債で運用するものですが、直近1年間の上昇率は、分配金込みで何と18.0%にも達しています。

同じファンド名のもとで、A、Bとコースを分けて、為替ヘッジの有無を区別するのが一般的です。

為替ヘッジが付くAコースの上昇率(分配金込み)は、過去5年の年率平均でも6.9%に上ります。対する為替ヘッジなしのBコースは、案の定0%です。ただ、最近やや円安傾向なので、過去1年ではAコースが18.0%、Bコースは20.4%です。

情報源:2012年10月24日 日本経済新聞朝刊M&I 2面の記事をもとに筆者作成

いわゆる「通貨選択型」と呼ばれる投資信託では一般的に、「円コース」と呼ばれるファンドが為替ヘッジ付き投信に相当します。表では、4番目に入っている「UBS世界公共インフラ債券投信円コース」などが、このタイプです。通貨選択型といえば、「ブラジル・レアル」「豪ドル」など高金利通貨のコースが人気でしたが、以前弊社代表の中田裕氏が警告したようにレアルコースなどでは損失を出した方が続出し、今は円コースが大人気です。

金利変動が投資のリスクです

為替ヘッジ付き投信の多くは米ドル建てで運用していて、米国の金利動向が運用成績に大きく影響を与える点は、見逃せません投信が為替ヘッジをかける時に発生するコストは、日本円とドルの短期金利の差によって決まるためです。

日本と米国の短期金利が実質ゼロでほぼ並ぶ現在は、為替ヘッジのコストは何と0.1%前後にまで低下しました。

しかし、仮に米国の景気が先行して回復し米国の金利が日本より上がると、日米の金利差が広がり、ヘッジコストは上昇します。為替ヘッジのコストが増えると当然ながらファンドの運用収益が減り、運用利回りは下押しされます。

また、米国の金利が上がる次期は円安が進む可能性もあり、その場合は為替ヘッジなしのタイプの方が、相対的な運用成績は良くなりがちです。結局、日米の金利差や円相場の見通しも考慮した上で、投資の判断をする必要があります。

この様に、「現在の為替レートや日米金利差などを前提とすると、比較的低リスクで高い利回りが得られる」と大人気の為替ヘッジ付き投資信託も、

本当に比較的高めで安定した利回りを獲得し続けたいのなら、中田裕氏も言うように、「(経済・金融・投資の世界の)先を読む力」を身につけることが、望まれます。

そして弊社AOIAでは、そうした「先を読む力」を養うのにちょうど良い、比較的手軽で面白いコースがあります。

一つ目は、すでに数百名の方達が体験済みで、某有名大学でも開催された、海外投資を疑似体験できるリアルな新感覚のカードゲーム「フォーチュンマップ(Fortune  Map)」です。金利を獲得できる債券を早めに保有する方が有利な事などが、良く分かります。

要点やスケジュールなどにご興味のある方は、こちらをどうぞ。

http://www.aoia.co.jp/fortune-map.html

更にお勧めなのは、私も毎回出席し中田裕氏から今でもいろいろと学んでいる本格的な金融・投資学習コースの、「AOIAアカデミー」です。今後の見通しも含めた日米等の為替や金利の決まり方や、多様な金融商品の魅力とリスクなどについて幅広く効率的に学べ、あなたの投資に関する悩み事の相談にも、気軽に応じてくれます。

無料セミナーも予定されていますので、お時間ある方はお気軽にどうぞお立ち寄りください。概要や開催日時などにご関心のある方は、こちらをどうぞ。

http://www.aoia.co.jp/academy.html

今回は、以上になります。

近いうちに、中国をテーマにしたブログ(コラム)も、公開する予定です。

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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