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2012年10月5日(金) 投資信託購入の典型的な失敗例と、優良な投資信託を探す近道について(下)

  • 投稿日:2012年10月5日

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2012年10月5日(金) by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

こんにちは。Dataと小勝負です。今回もお読みいただいたあなたに、まずは素敵なニュースのご紹介です。私自身が購入した「ダイヤモンド・ザイ2012年11月号」で、毎月分配型投信273本の「本当の利回り」が公開中で、実質的な年間利回りが5~10%前後の、検討に値すると思われる投資信託を、10本近く発見しました。こちらがその表紙です。店頭から消えるのは時間の問題ですので、気になる方は購入される事を、お勧めします。

損失を 塩漬けした投資信託を生む3つの“症状”

では、すでに投信を買ってしまったお父さん達は、どうすれば良いのでしょうか。フィナンシャル・プランナー(FP)などが提供するセミナーの中でも、「値下がり投資信託を賢く見直す」というテーマのセミナーは、結構好評な様です。

投信見直しについて相談に訪れる50~60代の退職前後のお父さんたちの悩みは、大きくは3つの症状に分類できるようです。

症状1 「いつか価格が戻るはず」が、損失は拡大する一方・・・

「長期投資をすればいつかは戻るだろう」と思って、じっと我慢の日々。

症状2 分配金は出ているが、投資信託の元本が減っている。

リタイア層を中心に現在も根強い人気の毎月分配型投信は、元本を取り崩していないかを必ず確認。

症状3 いろいろ買い過ぎて、全体でいくら損しているのかも、分からない。

銀行や証券会社などに勧められるまま買い続けた、ある意味優しい人ですが、本人は困っているようです。

症状1は、最も典型的な例です。それは、虎の子の退職資金で投信を買ったのに、気付いた時には元本割れ。そして“いつかは戻る”と待ち続けるうちに損失が拡大し、投信を売るにも売れない「塩漬け状態」になってしまうという、結構深刻なケースです。

日本人の多くは、男性は80歳を超えても、女性は90歳を超えても、実は生きています。

政府の財政が今でも火の車のこの国で、あなたはその時の生活費をどうされますか?

症状2は、高い分配金に魅力を感じて投信を購入し、初めのうちは定期的に分配金が出ていることに安心していたけれども、それは短期間のぬか喜びに終わり、金融機関からの送付書類を見てビックリ……。肝心の投資元本は大きく目減りしていたというケースです。

この症状の相談者が購入しているのが、人気の「毎月分配型」とよばれる投信です。毎月分配されるお金が多い商品を選び、その結果として、通貨選択型や海外REIT(不動産投資信託)などで運用する、リスクもコストも高い投信の比率が高くなってしまいがちです。

その上、予想以上の円高で損失を被り、相談に駆け込むというケースが増えているのだそうです。

残念ながら、毎月分配型投信に限らず、基準価格(投信の時価)が下がり続ける投資信託の方が、日本では多数派です。

症状3は、金融機関の担当者に薦められるままに投信を購入し、いつしか管理し切れないほど本数を増やしてしまったというケースです。

保有中の投信が値下がりしていることに加えて、運用報告書などが数多く送られて来て、書類の管理自体にストレスを感じる人も、実は多いようです。

これらの症状に悩む投資家は、なかなか損切りができない人がほとんどです。含み損を抱えていても、「基準価額が買値に戻るまで持ち続けたい」と、こだわる人が目立ちます。

例えば、100万円で買った投信が50万円まで下がってしまったとき、相談者がよく口にする言葉は「100万円に戻るまでは、死んでも売りません!」です。しかし、一度50万円にまで下がった投信が100万円に回復するには、年間何%のリターン(利回り)が何年続く事が、必要になりますか? 答えは、年率7%で10年間です。それほど劇的な大逆転が起きる事を期待するのは、あまり現実的ではありません。

また、初めは少しの損失に一喜一憂していたのに、損失が長期化して損失金額が拡大するにつれ、損に鈍感になってしまうことも、“塩漬け”を長引かせてしまう要因です。感情が次第にマヒして、数字で冷静に考えるのが、億劫になっているんでしょうね。

気持ちは分かりますが、どこかで動かないと、損失が更に拡大するリスクは、決して低くはありません。日本で購入可能な投資信託の、「一握りの勝ち組」と「負け組を含むその他」の格差は、実は結構大きいものがあります。

そして値下がりが続くと(損を覚悟の?)見て見ぬふりに・・・・

例えば1万円で、ある投信を購入した場合。初めのうちは、運用成績が気になって、金融機関から報告書が届くたびに一喜一憂します。そのうち、9000円に値下がりしてしまったとしたら、投資家はとても動揺します。この時の下落率は10%です。

しかし、そこから更に値下がりを続け、5000円になった頃には、投資家は見て見ぬふりをするように、なっていきます。ついに4000円まで下がると、もうどうでもよくなってきます。金融機関から届く報告書にも目を通さなくなっているかも、知れません。

5000円から4000円の下落率は20%にもなりますが、1万円から10%下がったときよりも、「損した感覚」は実は少なくなっているのです。それこそが、落とし穴です。

本来であれば、値下がった投信は早めに損切りして、値上がる投信は長期で保有するのが投資の原則ですが、現実にはその逆の行動に陥ってしまっている人が、多いのです。

その場合は、「その投信を、今、もう一度自分が買いたいと思うか。友人や家族に紹介出来そうか。」という質問を、自分にしてみると良いでしょう「これから必ず回復する」と本当に信じられるならば、値下がりしたタイミングで買い足すことも、できるはずです。

一方、「もう一度、買いたい」と考えられないのであれば、未練をスッパリ切り、売却してしまった方が、損失を広げないためには得策なのです。

今回は、以上になります。

このブログでご紹介している内容は、AOIAの全コンテンツの、ごく一部に過ぎません。

「ダイヤモンド・ザイ2012年11月号」などを読んで、更に投資信託を詳しく学び、自分に適した好条件のものを選びたい方は、弊社AOIAの授業「AOIAアカデミー」をお勧めいたします。投資信託とは何か、良い投資信託はどの様に選ぶべきかなどを結構詳しく学べ、充分に参考になります。無料ガイダンスも豊富にありますので、気になる方は、弊社ホームページ中段をご覧ください。URLはこちらになります。

http://www.aoia.co.jp/

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。



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