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2012年10月3日(水) 投資信託購入の典型的な失敗例と、優良な投資信託を探す近道について(上)

  • 投稿日:2012年10月3日

「読めば資産形成の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2012103日(水)by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

こんにちは。近頃量産中の投資信託や株式関係のブログやコラムが意外と好評な、Dataと小勝負です。今回は、以前と違った切り口から、投資信託についてまた書いてみます。あなたにも魅力的なとっておきのニュースをご用意していますので、お楽しみに。

投資信託購入の典型的な失敗パターンは、「退職金で安易に買って損をした」です。

退職金で投資信託を買ったものの、値下がりが続き、損失を確定したくないために売れずに放置している人は、実は結構多いようです。退職前後で投資信託を購入する時や、購入後の運用を続けていく際には、誰もが陥りがちな落とし穴があります。失敗して「退職貧乏父さん」にならないためには、投資信託ではどの様な点に注意すべきなのでしょうか?

退職前後のタイミングで投資信託を売買する際のポイントについて、ご一緒に考えてみましょう。20代30代の若い方にも充分に参考になりそうな、お話です。

ルルルル、ルルルル……♪。退職してから2週間も経たないある日、あなたの家にも電話が鳴るかもしれません。電話に出ると大抵の場合、若い女性の感じのいい声が聞こえてきます。「ご退職、おめでとうございます。ご退職後のマネープランはお考えでしょうか?あなたの大切な退職金をお得に増やすお手伝いをさせて頂きたく、一度、お勧めの商品をご紹介させてください」。このような電話をかけてきたのは、これまで給与振り込みをしていた銀行の支店です。あなたの年収や金融資産額は、結構筒抜けです。

・・・・わざわざ金融機関の方から勧誘して来る金融商品ですが、あなたはこうした物を

「買い」だと思いますか? それほど世の中は、甘いものでしょうか?

退職すると銀行が頭を下げに来ますが、これこそが「甘い罠」かも知れません

後日説明を聞きに支店に行くと、奥の個室に丁寧に案内され、「あらためまして」と紳士の様な振る舞いの支店長が名刺を差し出します。今まで滅多に会う機会もなかった支店長から、「いつもお世話になっております」と深々と頭を下げられて、ついあなたも名刺を差し出したくなりますが、退職後の身なので名刺は持ち合わせていません。

・・・・こうした微妙な「負い目」を、上手く利用しているのかもしれません。

あなたの「虚栄心」や「プライド」も、金融機関側にとっては魅力的な「弱点」です。

これは、あなたが退職金を振り込まれた後におそらく経験することになる、銀行からの「おもてなし」です。まとまった金額である退職金を手にしたあなたは、銀行にとっては“上客(カモ)候補”です。「大切な資産は、ぜひこの商品で運用を」と、勧誘の電話が幾度となく鳴ることでしょうが、私ならその前に読むべき資料を知っています。

実際、退職前後のサラリーマンに資産形成のアドバイスを多くする、独立系のFP事務所などに頻繁に相談されるテーマが、こうした「退職直後に、銀行で勧められるままに買ってしまって(損をした)金融商品の見直し」だそうです。

実際、「つい気分がよくなって、退職金1500万円のうち500万円くらいはいいかと、よく調べもせずに投資信託を買ってしまい、その後の経済危機の荒波にあい、現在は半値近くまで評価額が下がってしまっている方も、意外といます。これは、投資金額の半分近くを失ってしまった事になります。

よくあるパターンが、新聞の広告などでも度々紹介されている、「高金利の定期預金とセットにした投資信託商品を買い、資産が目減りしてしまうケース」で、特に要注意なのは、「退職金特別プラン」と言われる、金融商品です。

では、よくある退職金特別プランの典型的な例を、見てみましょう。

銀行にとって本当に売りたいのは高金利の定期預金ではなく、同時に購入させる投資信託の方ですが、投資信託は運用成績によっては元本割れして損をするリスクがある事を、忘れてはいけません。

さらに知っておきたいのは、投資信託(投信)の販売手数料や信託報酬のコストです。

例えば、2,000万円の資金でこのプランを利用し、定期預金に1600万円、投資信託に400万円を入れた場合を考えてみましょう。

定期預金の税引き後の手取り利息は、せいぜい16万円位です。一方で、投信の方は運用成績がプラスマイナスゼロであったとした場合、販売後1年目にかかる販売手数料(約2%)と信託報酬(約1.5%)のコストが合計で、およそ14万円はかかるのが、相場です。定期預金の利息に近い金額が、投信の購入初年度のコストだけでも、差し引かれてしまうのです。

さらに、信託報酬は投信の保有期間中は毎年ずっと差し引かれ続けるものなので、せっかく定期預金で得た利息も、2年もたたないうちに消えてしまうことに、なります。

投信の運用成績が良ければ預けた資金は増えますが、この5年間で退職をした人の実例を見ると、そう上手くは行かない事の方が、多いようです。

こうしたトラブルを避ける簡単な方法は、「特定の金融機関への預金残高が1000万円を超えないように、たとえば700万~800万円を複数の銀行に分けて預けること」です。

預金残高が1000万円を超えると、あなたが“上客(カモ?)リスト”に自動的に入ってしまうので、勧誘の電話がかかってくるからです。他行に貯蓄の一部を振り込む際は、「“ペイオフが心配なので”などと一般的で無難な理由を言えば、比較的すんなりと手続きをしてくれるようです。

今回は、以上になります。

次回はいよいよ、優良な投資信託を探す近道について、ご紹介いたします。

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