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2013年6月27日(木) 最近目立ちだした「人民元は割高」の報道を、どの様に考えるか?

  • 投稿日:2013年6月27日

こんにちは。Dataと小勝負です。中国に関心を持ってから早20年が経ちました。

香港・上海・北京などを訪問した事もありますが、今ではだいぶ様子が違っている事でしょう。

2013年6月27日(木) 「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

皆さんもの耳にも、「人民元は中国の貿易収支を考えるともはや割安ではなく、もしかしたら割高では?」との報道が、耳に届いているかもしれませんね。例えばこれです。

2013.06.19(水) JBプレス エコノミスト翻訳記事

「中国人民元:格安時代の終焉」

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38037

対円では約半年で20%以上急騰

人民元は現在、中央銀行が毎朝設定する基準値に対して上下1%の変動が認められており、5月27日の終値は1ドル=6.12元となり、2003年6月と比べて35%高くなっていた。

対ドルでは、今年3月以降の上昇率は昨年1年間の上昇率を上回っている。日本円に対する上昇はもっと急激だ。市場が日本の劇的な金融緩和を予想し始めた昨年11月以降、人民元は弱くなる円に対して20%以上高騰した。

世界市場における中国の競争力は、人民元の価格だけでなく、中国国内の物価や人件費にも左右される。国際決済銀行(BIS)は世界61カ国について、各国の物価上昇率の違いを考慮した「実質」為替レートを算出している。

2010年以降、貿易額で加重した中国の実質為替レートは、唯一の例外であるベネズエラを除き、すべての国の通貨より速く上昇した。

中国では、人件費も主要貿易相手国より急速に高騰している。英エコノミスト誌は、米国、ユーロ圏、日本との貿易額で加重し、4つの経済圏の単位労働コストを加味した「実質」為替レートを算出した。この指標では、中国の実質為替レートは、10前にスノー氏とシューマー氏が人民元叩きを始めてから50%近く上昇している。

最近の名目為替レートの急騰は、不可解であり、厄介だ。為替レートの上昇が、期待外れの経済成長、物価上昇率の低下(今年は年初から5月までで、たったの2.1%)、輸出の低迷(同じく年初から5月までの伸び率がわずか1%)と同時に起きているからだ。

中国当局が元高を容認している理由とは?

上海の指標金利は長年、ロンドンのそれよりも3~5%高かった。昨年、中国経済が躓き、政権が不安定だった時には、このような高金利の魅力は、人民元が値下がりするのではないかという懸念により相殺された。今年に入ると、元安の不安が薄れ、短期資本が再び中国に流れ込んだ。その大半は、輸出収入を偽った資金だ。

これで資本家の動機は説明できるが、共産党はどうか? 人民元が日々の変動幅の範囲内で上昇する中、中央銀行は概ね元高を受け入れ、毎朝の基準値を同程度引き上げている。

人民元上昇に対し中国政府が示している寛大さは、より大きな改革への野望の表れかもしれないと、コンサルティング会社キャピタル・エコノミクスのマーク・ウィリアムズ氏は主張している。

中国の李克強首相は先月、資本規制緩和の実施計画を年内に発表すると述べた。人民元が市場価値を大きく下回っていた場合、資本規制を緩めると、市場を不安定にさせる外貨流入を招く恐れがある。その論理から、中国政府は強い人民元が規制緩和に必要な前提条件になると判断したのかもしれない。

・・・・中国は現在、環境汚染対策や過剰生産対策も含めて、「経済の質の向上」の為には、経済成長率の7%までの下落や、中堅以下の経営に問題のある金融機関の排除も辞さない、かなり厳しい態度を取り始めています。それを前提に考えれば、「人民元高は中央政府の意向」に、確かに従っているようです。一方で地方レベルでは、「利益や効率よりもまずは増産と雇用の維持拡大」志向が強く、どちらかと言えば人民元安を好む傾向がありそうです。

今後の人民元の相場は、こうした複雑な力関係を反映してやや神経質な動きを始める可能性も、一応考えるべき時かもしれません。

先月の中国の貿易は、輸入はマイナス成長(減少)、輸出も伸びはほとんどゼロです。

個人的にはリスクシナリオとして、「中国の輸出と輸入、外国からの直接投資額が揃って減る」事も、一応意識しています。最近の世界のコモディティー(資源)価格の下落や、豪ドル・ブラジルレアルなどの資源国通貨の下落も、実は出発点は中国です。

この様に、投資や金融の世界は、土台となる経済や産業の動きの強い影響を受けますので、普段から意識しておくと将来何かと便利です。幸いこの知識や調査スキルは、多くの職場でも使えるものでしょう。

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