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2012年7月30日 (月) 日本の隠れた割安優良中小型株が、いま買いの理由とは?

  • 投稿日:2012年7月30日

「読めば明日の力になる 個人投資家の世界の経済・金融研究日記」

2012年7月30日 (月)by Dataと小勝負(AOIAアナリスト)

近頃の世界経済は、風雲急を告げつつありますね。中国に次いで米国の経済が怪しくなりつつあります。

一時期は流行った、米国の株式に広く浅く投資するスタイルも、そろそろ賞味期限切れでしょう。

こうした状況下、「日本株を買おう」といえば、あなたは笑うかも知れません。数か月前の私もそうでしたが、仕事柄真面目に調べてみたら、銘柄やファンドによっては、日経平均がどうであれ、着実に上昇している事が分かりました。

フォームの終わり

確かに、マスコミで報道されている肝心の企業業績は、下方修正の圧力が強まっているように見えますが、これはあくまでも「平均値(参考値)」です。相場全体が調整色を強めているのは事実ですが、これは主に大型株を中心とした話です。

着実に利益成長を続ける中小型株に注目すると、相当違う日本の株式市場の現実見えて来ます。試しに日経平均と日経ジャスダック平均を比べるだけでも、この傾向は明らかです。

意外とおいしい、日本の中小型優良株の世界

現在の中小型株市場は、過去20年で最も非効率な市場です。証券会社の業務縮小や日本株運用の低迷で、売り手であるアナリストも買い手であるファンドマネジャーも、中小型株の専門家は年々減り続けています。今では、地方都市にある企業に足を向けるアナリストは数えるほどしかいないと、いわれている程です。その結果、市場で見向きもされずに割安価格で放置された成長企業が、かつてないほど増えています。

ここまでなら「とっくに知ってるよ」で終わる話に過ぎませんが、近頃は状況が好転しつつあります。アルゴリズム取引(プログラムによる自動売買)が普及し、状況が一変しつつあるのです。

アルゴリズム取引がもたらす変化とは?

その一方で、業績変化に対する市場の感応度は年々高まっています。背景にあるのは、ヘッジファンドなどが多用する、コンピューターが自動的に売買注文を出す「アルゴリズム取引」です。市場の事前予想と異なる業績予想の修正や決算の発表があると、知名度の低い企業でも、プログラムに従って瞬時に売買注文が入るケースが増えています。これを追い風と言わずして、何と言えばよろしいでしょうか・・・・?

ありがたい事に、アルゴリズム取引の注文で株価が反応すると、それがきっかけとなって市場の認知度は高まります。今や売買の3~4割を占めるといわれるアルゴリズム取引の広がりで、中小型株投資にありがちなバリュートラップ(割安のワナ)を回避できる機会が増えつつあるという訳です。後は「上がるから買う、買うから上がる」状態が期待できます。

日本株に投資するには大企業の方が安全・安心と思われがちですが、過去5~20年間くらいの期間で統計資料を確認すると、実は大企業の方が下落リスクは高くギャンブル性が強いので、この点からも相対的に有利です。

例えば世界規模で事業展開する外需系(輸出型)大型株は、業績が世界経済の動向や為替相場の変動にいや応なく左右され、その分だけ株価のボラティリティー(価格変動率)も大きくなります。リーマン危機後その傾向は一段と強まっています。さらにオリンパスや東京電力の様に、企業統治などの面でも不充分な大企業が増えています。

一方で内需系の中小型株は、ギリシャやスペインの財政問題で業績が大きく振れることが、あまりありません。大規模で安定性の高い国内市場に支えられ、安定感がある訳です

私が提案する「裏ワザ」とは?

企業の知名度や規模の大小にこだわらずに投資しようと思えば、日本の株式市場は今も魅力的です。本来は膨大な数の個別企業を比較検討し、チャート分析や国際情勢などを踏まえて判断すべきです。

それが困難な多数派の個人投資家にとってはむしろ逆転の発想で、割安優良株の売買を繰り返して基準価格(投信の時価)を着実に上昇させているファンド(投資信託)を探し、そのファンドが購入した銘柄を注意深く前向きに検討するという、裏ワザもあります。

実際、日経夕刊や日経電子版、ダイヤモンドオンラインやブルームバーグなどの記事を注意深く読んでいると、年に数回くらいはこの手の「お宝情報」に巡り合える可能性が高く、私が注目しているある投信が購入したパーク24は、その後株価が上昇しました。株式投資には多様な手法がありますが、分かりやすく決して悪くはない方法だと思います。

今回は、以上になります。

今後も意欲作が続きますので、お楽しみに。

【※】当ブログ記事は、AOIA 株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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