人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

新聞の経済記事の効率的な読み方と書かれていない重要な事とは

  • 投稿日:2015年2月13日

本ブログは、無料公開版の『これから始める経済記事の読み方教室(2015年1月22日開催)』出席レポートの一部を、再編集したものです。

会場:AOIA虎ノ門セミナールーム 弊社オフィスは同じビルの7階にあります

〒105―0001 東京都虎ノ門2-9-11 詳しくはこちら。http://www.aoia.co.jp/access.html

講師:角川総一氏 AOlAシニアフェロー 金融評論家 金融データシステム代表取締役

経済企画庁(現 内閣府)、日本銀行をはじめ、金融機関、諸団体などでセミナー講師として活躍中。

本講義の感想:私も奮戦中ですが、やはり仕事の丁寧さと理解の深さが違います・・・・。

今回は最初の部分がネットで公開されたため、若干通常とは展開や内容が違います。

特に説明がない「」内の発言は全て角川総一氏によるものです。

※(特記)後のものは、私のコメントです。

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以下は、主な内容です。

「私は新聞記者の仕事を以前はしていました。専門紙でテーマ単位で書き、株式投資以外は一通り担当しました。投資はテクニックだけではだめで、経済のミクロとマクロの動きを意識して行動する事も、大事です。

※確かにその通りです。実はFXなどでも、大きな流れが分かれば何とか利益はそれなりに出せますが、やはりチャート(グラフ)の細かい動きが読めるなどのテクニックもあれば、より早くから投資でき、チャンスが広がる時があります。結局はどちらも、大事です。

「新聞の記事は学校で習ったような起承転結では書かない。大事なものから先に書いていく。GDP(国内総生産)統計発表などの書き方のひな形があり、記事を書くのは実は意外と簡単です。読者も慣れればすぐに要点が分かり、読みやすくなります。日本のビジネスマンは平均で、日経新聞を1日30分くらいしか読んでいませんので、全てを読める訳ではありません。」

2015年1月の角川先生の講義 経済新聞の読み方使い方 

出所:本講義資料3ページ

日経新聞の記事は10年ほど前よりはだいぶ読みやすくなりました。簡単な用語解説などを記事の中にも豊富に取り入れて、慣れていない方にも理解しやすい記事を書くよう、努力しています。」

「既存のスーパーが昨年は0.6%の減収だったとあり、一見大したことはない数字ですが、実はこれは物価上昇分を含めた名目値です。昨年の日本の物価上昇分を調整して考えると、既存店は年間で3%近くも減収なのです。こういった新聞記事独自のルールは、あまりはっきりとは書いていない事もあり、なかなか分かりません。」

「次に、昨年末の衆院選の与野党の対立点を、改めて考えます。実質賃金や雇用者報酬など、何を基準に見るかで結論が違いますが、どちらも事実です。結局は誰にとって大事な数字かが、大切でしょう。

角川先生からの質問

「皆さんは、日経新聞をどの様に読んでいますか?」

ある出席者の回答は、「私はスマホで見出しを主に読んでいます」でした。

※日経新聞は記事の見出しと内容がずれていることが意外と多く、出来ればグラフや表、副見出しなども読むと良いでしょう。景気対策もあり、新聞の見出しは内容よりはやや楽観的な傾向があります。ざっと見出しを読んでニュースを確認したいなら、ブルームバーグやロイターなどの方が実用的です。また、ニュースを読み慣れて行くと、ブルームバーグ無料版の記事の見出しを見るだけでも、欲しいデータを書いてある記事が、それなりに見当がつくようになります。

現在は平均の意味が、かなり希薄化しています。以前は平均値に近い人が多かったのですが、格差社会の現在はむしろ、平均値よりもかなり多いところと少ないところに、多くの人が存在します。例えば日本の家庭の預貯金額などはまさにそれで、(ほとんど)ゼロの家庭と、かなり多い家庭に、二極分化しています。」

「雇用者所得が以前とほぼ同じでも、一人あたり実質賃金は減少し雇用者数増で補っています。」

「日本のGDPの速報値では資本金1000万円未満のそれほど投資が活発ではない中小零細企業のデータが含まれず改定値では含まれ、経済成長率が下方修正されがちです。」

※昨年後半は住宅投資と設備投資の減少が目立ちました。

※増えたはずがまた減った日本の経済力! 真面目に働くだけで、果たして大丈夫か?

2015年1月の角川先生の講義 日本のGDPの(成長率の)内容

出所:本講義資料8ページ

「日本の雇用者の現金給与総額は全産業前年比で2014年7月は2.4%増えましたが、8月は0.9%、9月は0.7%、10月は0.2%、11月は0.1%しか増えませんでした。」

※これは名目の金額で、インフレ分を考えると、実質的には収入が減っているのです。家計消費が冷え込むのはもっともですが、これでは「典型的な悪循環」です。出来る人から収入と資産を増加させて個人レベルで豊かな生活を送る事は、結局は日本のためでもあるのです。

 

次回の「〝資産運用のための”これから始める経済記事の読み方教室」はこちらです。

日時:2015年02月26日(木) 19:00~21:00

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくは、こちらをどうぞ。https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1495

AOIAフェローのDataと小勝負からでした。今回は、以上になります。

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【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。

 


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