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反発中の国内金利の理由と円相場や株価に与え始めた影響とは?

  • 投稿日:2015年2月16日

今回は、始まったばかりかも知れない重要な日本の新たな動きについて、ご一緒に確認してみましょう。先週は久しぶりに国内長期金利(10年物国債の金利)が0.4%を超えましたが、一体何が起こっているのでしょうか?

本ブログは、今週公開予定のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト第70号」副題『反発中の国内金利、堅調な欧州経済・金融・株価、ETF 特集号』の一部を再編集したものです。

なお、「週刊先読みダイジェスト第70号」に1か所訂正があります。

「現在日本で買えるバンガードETFの一覧表」のURLは、こちらです。

SBI証券の該当部分は情報の更新が遅れているので、代わりに日本のバンガードの拠点のホームページ該当資料URLをご紹介します。

https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/vanguard-etf-list-retail.pdf

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国債市場の不安定な動きが、円相場や株式相場を揺さぶっています。2014年2月13日には5年物国債の入札不調をきっかけに、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時2カ月ぶり水準に急上昇し、円高・株安の主因となりました。長期金利は1月20日に過去最低の0.195%まで下がった後に、反転上昇しています。日銀の金融緩和に対し市場の疑念が広がっているのが主因です。

 2月13日の5年債入札は金融機関の応札額が2013年4月以来の少なさで、需要の乏しい不調な結果と受け止められました。直後の債券市場では国債売りが広がり、長期金利は一時前日比0.035%高い0.435%にまで急上昇しました。「金利上昇は日銀の緩和効果への疑念を呼ぶ。追加緩和も当面なさそうで緩和期待の円安シナリオが揺らいでいる」というのが、マーケット関係者の共通認識です。これを受けて2月13日(金)の円相場は大幅に反発。午後5時時点では1ドル=118円87~89銭と前日に比べて1円40銭もの円高・ドル安でした。日米金利差が拡大するとの観測が後退し、「円買い・ドル売り」が優勢になった為です。

 その結果2月13日(金)に日経平均株価は反落。財務省実施の5年物国債入札を受け中長期金利が上昇したことも、株売りを誘いました。JPX日経インデックス400はそれでも5日続伸でした。東証2部株価指数や日経ジャスダック平均株価も反落。東証マザーズ指数は大幅に続落。

 今後もこの傾向は続きそうです。先週開催された20カ国・地域(G20)でも、「加盟国は金融政策を自国通貨の切り下げには利用すべきではない」との日米を含めた要人たちの発言が相次ぎ、この「紳士協定」をいきなり破棄する様な行動は難しいと思います。「円高のペースが速過ぎたのは実は、原油安で資金難に直面している産油国の政府系ファンド(SWF)による大規模な投機的為替取引によるもの」との見方も有力視されていて、今後も類似の為替変動はあると考えた方が良さそうです。個人的にはむしろ、「米国の利上げがあった場合にドルに対して下がりそうな通貨を売ってドルを買うFX取引」に、魅力を感じています。実は国内で営業している正規の外資系FX会社(実名は「週刊先読みダイジェスト第70号」でご紹介)でも、「ドル買いブラジルレアル売り」などのやや特殊なFX取引が出来る所もあるので、今週以降に少し調べてみます。「クロス円」だけがFX取引ではありませんし、時には他の通貨ペアの方がむしろ意外と分かりやすくておいしい投資のタイミングがあります。

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 円売りは過去2年間にわたりFX投資家の間で大人気で実際に利益をもたらしてきた取引ですが、今年に入ってからは裏目に出ています。日本の当局者が大胆な金融経済政策を継続しないとの懸念が再燃し、これまでの成功体験にこだわる投資家は、損しました。投資家心理の変化は時には意外と速く、円売りに賭けていた投資家の間で持ち高を解消する動きが広がっており、円売りポジションを依然維持する投資家にも疑いの芽が生まれつつある。212日の外国為替市場では、円がドルに対して1.1%上昇しました。複数の日本銀行高官が一段の量的緩和は賢明ではないと考えていることが報じられ、1日の上げ幅としては昨年12月以来の大きさを記録したほどです。

 今年既に欧州中央銀行(ECB)が1兆ユーロ(約135兆円)を超える量的緩和策を決定し、為替の関係は一変しました。ECBの政策を受けてスイス国立銀行(中央銀行)はフラン相場の上限を撤廃し、デンマーク国立銀行(同)も4回の利下げを余儀なくされた。スウェーデンでも気になる動きがある様です。

インベスコ・フィックスト・インカム(IFI)の為替チームを率いるシニア・ポートフォリオ・マネジャーのレイ・ユイ氏は「市場のコンセンサスは円安だ」としつつ、「だが歴史は円売り・ドル買いに向かうことが危険になり得ることを示している」と述べました。ユイ氏によると、IFIは昨年10〜12月に円売りの持ち高を解消しました。

 一部の運用担当者は円を元手に他の資産を購入する、いわゆるキャリートレードを行ってきた。複数のトレーダーは、世界経済の成長見通しが曇ったり経済指標が暗転したりすればキャリートレードの解消を促し、円が急騰する可能性もあると指摘しています。1月にドルは円に対して1.8%安となり、月間では昨年6月以降で初めて下落しました。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、円売りの建玉は引き続き円買いを上回っているものの、その差は昨年7月以降で最小に縮まりました。

「最近のドル安円高傾向」の一因は、「原油安による日本の国際収支の改善」ですが、案の定、日本が輸入する天然ガスの価格も、急落中です。液化天然ガス(LNG)の生産が増え、日本向けスポット(随時契約)価格は4年半ぶりの安値をつけました。スポット価格は100万BTU(英国熱量単位、約25立方メートル)あたり7ドル前後で推移し、前年同期に比べて実に6割も下がりました。原油安に加え、原子力発電所の再稼働に伴って先行きの需要が減少する見通しが強く、東日本大震災以降に高値が続いたLNG市場は転換期を迎えています。豪州などで開発が続き、供給拡大が価格を押し下げています。日本は輸入するLNGの7~8割について、原油価格に連動する長期の契約で調達しています。原油価格の急落を受け、春以降に長期契約の価格は7ドル台まで下がる公算が大きい状況です。

 2015年は米国などへの輸出の伸びなどによっては日本の経常収支が大幅に増加する可能性もあり、「短期の円高」が無い方が、むしろ不自然なくらいです。状況は刻々と変わりますので、まずは守りを固めて、次にチャンスが充分にありそうな投資を効率的に行うと、良いでしょう。

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為替の勉強を格安で手軽に始めたい方には、こちらがお勧めです。流れが分かってから始めた方が投資は圧倒的に効率的で有利です。

『為替ゼミナール 【毎週月曜日に開催される FXの勉強会】』

日時:2015年02月23日(月) 19:00~20:30

参加費:FXトレード実践講座受講生:無料/一般の方:500円(会場代&ドリンク代)

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくは、こちらをどうぞ。https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1473

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以下は、今週公開予定のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト第70号」の主な内容です。

第1章:反発中の国内金利 その原因と無視できない為替や株価への影響

第2章:意外と堅調なユーロ圏の経済・金融情勢と株価

第3章:上場投資信託(ETF)最新情報 ○○○○○が日本で50本追加販売 高成績はどれか

第4章:先週のマーケット状況と今週以降の見通し 国内景気は改善中だが株価は○○次第か

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「週刊先読みダイジェスト第70号」にご興味ある方は、それも教材にしているAOIAアカデミーの無料ガイダンスをどうぞ。新会員の方もバックナンバーをご覧になれます。

『人生を豊かにする経済とお金の学校 AOIAアカデミー【無料ガイダンス】』

日時:2015年02月21日(土) 17:00~18:30     

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくはこちらをどうぞ。https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1479

AOIAフェローのDataと小勝負からでした。

今回は、以上になります。

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【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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