人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

角川総一氏が語る原油価格・日本経済・国内物価の意外な現状とは?

  • 投稿日:2014年10月31日

本ブログは、今月開催された「これから始める経済記事の読み方教室」出席レポートの無料公開版を、再編集したものです。有料版も含めて、知っているようで意外と知らない日本の本当の姿や、お得な買い物の仕方のヒントなどの実用情報が、豊富に分かります。

日時:2014年10月16日(木)19:00~21:00

会場:AOIA虎ノ門セミナールーム 弊社オフィスは同じビルの7階にあります

〒105―0001 東京都虎ノ門2-9-11 詳しくはこちら。http://www.aoia.co.jp/access.html

講師:角川総一氏 AOlAシニアフェロー 金融評論家 

金融データシステム代表取締役 経済企画庁(現 内閣府)、日本銀行をはじめ、金融機関、諸団体などでセミナー講師として活躍。

本講義の感想:私も奮戦中ですが、やはり仕事の丁寧さと理解の深さが違います・・・・。

日本のGDP(国内総生産)に占める企業活動の比率や、その中での製造業と非製造業の割合などは、特に興味深いデータです。

「」内は、角川総一氏や出席者の発言です。

特に説明がない「」内の発言は全て角川総一氏によるものです。

※(特記)後のものは、私のコメントです。

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以下は、主な内容です。

角川総一氏の質問1

「過去1ヶ月間の日本の経済の変化は何でしょうか?」

出席者の回答1

「消費が伸びていません。」

角川総一氏の質問2

「その最大の理由は何でしょうか?」

出席者の回答2

「消費増税の影響はやはり無視できないようです。」

「以前の日本の消費増税では、数ヵ月後には景気と消費が回復していましたが、今回はどうも状況が違うようです。」

※その一因は、以前の消費増税ではほぼ同時期に減税や補助金などの対応策も行われていましたが、2014年の消費増税時はそれが乏しく、負担が直接、消費と経済に影響している為です。

「2014年の10月1日の円相場は1ドル110円程で、その1月前は103~104円くらいでした。10月16日には1ドル105~106円と、実は為替相場が過去に滅多に例がないほど激しく動いています。

角川総一氏の質問3

「原油価格も1月で1バレル10ドルほど下がり81ドルほどです。なぜだと思いますか?」

出席者の回答3

「ドル高の結果、お金が原油からドルに移り、結果的に原油安になりました。」

「それもありますね。難しい表現を使えば、ドルと原油は裁定関係にあります。裁定関係の一番分かりやすい例は株と債券の関係で、お金は増えやすい方に向かっていく関係の事です。

角川総一氏の質問4

「他に原油安の理由は何が考えられそうでしょうか?」

出席者の回答4

「まず、中国や欧州の景気減速や中国の省エネもあり、需要が予想より減っています。次に供給量の増加があります。有名なシェール革命の結果、米国などの原油生産量が急増中で、生産コストも予想外に低下中の様です。その結果期待したほどには原油安でも生産量が減らず、価格の急落が加速中です。」

 

日銀の黒田東彦総裁は日本の景気見通しに対して強気です。理由は、景気が悪いと言ったら本当に追加の金融緩和をしなければならなくなり、その後により困難な状況になっても対応策に乏しいため、政治的判断から強気の発言を続けているのでしょう。」

※実は日銀の中でも、黒田総裁の発言は特に強気なのです。彼の発言だけで日銀や政府の景況感や今後の経済・金融政策を予想すると、外れるかもしれません。

「日本では毎月月末に、その前月の各種経済統計が発表されます。」

金利や経済成長率などでよく実質と名目という表現が登場します。実質と名目の違いは、インフレ(物価上昇)を含めるのが名目で、名目値からインフレ分を引くと実質になります。見かけの消費額が増えてもそれ以上にインフレ(物価上昇)になれば、実は消費は減っています。」

『以下は、2014年8月の鉱工業生産の速報値に関する記事です。リード(前文)は特に言いたい事を書いています。「夏場の天候不順が響いた」とありますが、本当はそれほど影響はなく、半ば言い訳です。

「大手新聞では、大手製造業(メーカー)を重視し過ぎているのが課題です。確かに高度経済成長期は経済成長の主役でしたが、その後の日本経済に占める比率は低下しています。日本のGDPの88%は企業活動ですが、その企業活動のうちほぼ25%が製造業で、非製造業は75%近くにも達します。経常利益で見ても、製造業は33%くらいで、67%ほどが非製造業です。東証株価指数(TOPIX)の時価総額で見ても、実は大手製造業の比率は高すぎます。

※その一因は、日本の非製造業の企業の多くが中小企業のため、数は多くても株式上場までたどり着ける企業が意外と限られている為かも知れません。

『「業況判断指数(DI)」とは、業況判断の回答の「良い」から「悪い」を引いた数字で、差し引きどれくらいプラスかを表しています。』

「新聞を読んでいる人の9割位は記事右上部分の見出しと数行のリード(前文)辺りまでしか読んでいません。まあまあ良い印象にまとめがちです。」

※これが現実とは限らないのです。むしろ相当美化している事が多いのです。

『「短観」は経済・金融のデータが最も揃った発表のため、専門家の間で世界的に有名です。』

「2014年4~6月期に特に落ち込みが目立ったのは民間最終消費支出でした」

「老人と若者は行動範囲が違い、普段の買い物で利用するお店も違いますが、物価はお店の種類によって実はかなり違います。実は高齢者がよく利用するお店は、交通の利便性が高いデパートをはじめとして、物価が高いところが多いのです。高齢者は特にインフレの生活費への影響が高い可能性があり、資産運用でお金を増やす必要がありそうです。データを見ると世の中の姿が定量的によりリアルに分かります。以下の一覧表を見て業態別で最も価格差が大きい品目は何でしょうか?

※食料品は、店舗の種類の違い(業態別)による価格差は、それほどありません。

※家具・家事用品や被服及び履物などは、店舗の種類による価格差が目立ちます。

※有料版のレポートでは、一般小売店やスーパー、量販専門店やコンビニ、デパートや生協などの小売り業態別の各種商品の価格差が分かる、興 味深い一覧表もあります。概ね、特に商品が高い業態と安い業態は、はっきりしています。

 

2014年10月に開催された「これから始める経済記事の読み方教室」の有料版レポートにご興味ある方は、こちらまでご相談ください。

info@aoia.co.jp

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角川先生から直接お話を聞きたい方は、以下のイベントがお勧めです。

「〝資産運用のための”これから始める経済記事の読み方教室」

日時:2014年11月20日(木) 19:00 ~ 21:00

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくはこちらです。https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1377

 

「まだ間に合う!ここ一年の資産運用があなたの家計を守る」

日時:2014年11月22日(土) 14:00 ~ 16:00

場所:東京都港区虎ノ門

詳しくはこちらです。https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1394

今回は、以上になります。

文責はAOIAフェローのDataと小勝負にあります。

【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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