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中国経済減速・原油安・ロシア経済・ロシアルーブルの意外な関係とは?

  • 投稿日:2014年12月12日

今回は、皆さんも気になっている「中国経済減速・原油安・ロシア経済・ロシアルーブルに関する重要ニュース」について、まとめて考えてみましょう。実はこれらは、「原油とガソリン」で、見事につながっています。私が中国の景気の体温計として重視している自動車販売台数の伸び率が急減速中で中国の今後の更なる景気後退の可能性を示唆している中、原油価格はサウジなどの原油生産量が減らない事もあり急落中で、原油への依存後が高いロシア経済も悪化し、ロシアルーブルの相場は底が見えなくなりつつあります。早速、始めましょう。

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まずは、今後の中国経済の更なる減速を示唆する、重要ニュースです。中国も含めてどの国でも自動車はそれなりに高価で必要性が高い商品のため、これの販売状況は、その国の景気や消費と、かなり強い関係があります。実は、中国汽車工業協会(CAAM)が発表した2014年11月の国内自動車販売台数は、前年比2.3%増の209万台と、ゼロ成長目前だったのです。10月は2.8%増、9月は2.5%増でした。2014年1─11月は6.1%増と、それほど悪くないようにも見えますが、年初には今年の伸び率は7%前後と見られていたのでそれよりも低調で、前年(13.9%)の半分程度の伸びにとどまりそうなのです。

米国の石油の消費状況については、来週公開予定のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト」で、ご紹介する予定です。

米中両国の期待はずれな原油消費量もあり、原油価格は今年半ばごろまでの1バレル100ドル前後からまさかの急落ぶりで、いまや60ドルを挟む攻防戦となりつつあります。この結果、ロシア・イラン・ベネズエラなどのいわゆる「反米的な原油生産・輸出国」が軒並み景気や税収などの面で苦しくなり、「実は米国こそが陰でシナリオを書き、サウジアラビアをコントロールし、いまや狙い通りの展開になりつつある」との、陰謀論めいた話もかなり出回っています。しかしり本質的な姿は、「やや高コストながらも原油大増産中の米国のシェール業界に市場シェアを奪われたくないサウジアラビアなどの中東湾岸諸国が減産しなかったため、需給バランスが崩れて価格が急落中」というものです。ロシア経済とルーブル相場は案の定、ぼろぼろです。

 世界銀行は12月9日、ロシア経済について、新たな基本シナリオでは2015年の成長率がマイナス0.7%となり、16年に0.3%のプラス成長を回復するとの見通しを明らかにしました。この前提条件は、原油の平均価格を2015年は1バレル当たり78ドル、16年は同80ドルです。

 世銀のロシア担当主席エコノミストを務めるビルギット・ハンズル氏は声明で「2015年は投資が3年連続で減少する見込みだ。不透明感が引き続き強く、ロシア企業・金融機関による国際金融市場へのアクセスが限られ、消費需要も低調なことが理由だ」と説明しました。

ロシアルーブルの急落は、実は止まっていません。輸入インフレも含めて、ロシアは危険で惨めな状況になりつつあります。

12月11日の外国為替市場でロシア通貨ルーブルは、ドルに対して過去最低を更新しました。同国の中央銀行はこの日1%の利上げを決定したが、ルーブル下落に歯止めをかけることはできないとの見方が優勢です。

ルーブルは一時1.1%安の1ドル=55.4550ルーブルまで下落しました。モスクワ時間午後1時48分現在は0.7%安でした。

株価も当然のように、下がり続けています。ロシア株の指標のMICEX指数は0.4%安、ドル建てのRTS指数は1.1%安。10年物国債の利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し12.45%でした。

 実は最近のルーブル相場は、ロシアの金利には反応しません。もっぱら原油価格に反応しています。詳しい話は、来週公開予定のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト」で、ご紹介する予定ですが、ロシアとルーブルの将来は、より困難なものになりそうです。

原油価格の下落は、更に進行中です。

 12月10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、WTIの期近物は前日比2.88ドル(4.5%)安の60.94ドルで終えました。米エネルギー省が公表した在庫統計で、原油在庫が前週から予想に反し増加。石油輸出国機構(OPEC)が公表した月報で、2015年の原油需要見通しが引き下げられた事も、売り圧力となりました。

ダウ平均の10日終値は前日比268ドル05セント(1.5%)安い1万7533ドル15セントと、ほぼ1カ月ぶりの安値でした。エクソンモービルやシェブロンなど米石油大手株の下げが目立ちました。

原油安や株安で運用リスクを避け、持ち高を調整する動きが加速し、為替市場では売り持ちにしていた円を買い戻す動きが優勢になり、円は一時1ドル=117円70銭まで上昇。11日の東京市場では117円45銭と約2週間ぶりの高値まで上昇する場面がありました。「実は今こそ米ドルを安く買うチャンス」との見方も多く、実際多くの日本の個人投資家達も、円をドルに替えています。

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今週のAOIAのFX無料ガイダンスは、こちらです。

「FXトレード実践講座 無料ガイダンス」

日時:2014年12月13日(土) 18:00 ~ 19:30

場所:東京都港区虎ノ門

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AOIAフェローのDataと小勝負からでした。今回は、以上になります。

【※】当ブログ記事は、AOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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