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ユーロ圏の最新状況 なぜ景気改善でもユーロ安か

  • 投稿日:2015年4月1日

 お陰さまで弊社AOIAへの全国からのお問い合わせが、増えています。先週は北海道や長崎県にお住まいの方からも、資料請求や無料メルマガのご登録がありました。AOIAは投資の学校とは言っても、いわゆる「投資テクニックだけの学校」ではありません。世の中の仕組みや産業や景気の動きなどを常に意識して流れを読み、その中で投資のチャンスを探っていく方向で学べますので、実は新聞やニュースの特に大事な内容や、そこにも紹介されていない重要な事実なども、いつの間にやら学べます。事実、私が執筆中の「週刊先読みダイジェスト」を日経新聞の代わりに読んでニュース確認の時間を大幅に節約して、ご自分の時間や投資の時間を上手く作っているご婦人も、います。世の中の動きは多様で、本来はとても片手間では調べ尽くせません。実際、本業でしている私でも、苦労している時があります。「手軽にニュースの要点を知りたい」方にも、実はAOIAは向いています。

 本ブログは今週公開予定のAOIA会員向けニュースレター「週刊先読みダイジェスト第76号」の一部を、再編集したものです。

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 英マークイット・エコノミクスが3月24日に発表したユーロ圏の製造業とサービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)速報値は54.1と、前月の53.3から上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想は53.6だった。PMIは50が活動拡大・縮小の分かれ目なので、景気は改善している事になる。マークイットが自社調査のデータを基に試算したところによれば、1-3月(第1四半期)の域内経済成長率は0.3%。ドイツが0.4%成長でけん引する見込みだ。

 

 欧州中央銀行(ECB)が大規模な資産購入プログラムを開始したことに伴い、域内経済は力強さを増している。デフレリスクに対する勝利宣言を行うにはまだ早いものの、ドラギ総裁は「持続的な景気回復が根付きつつある」と、指摘している。マークイットによれば、3月のサービス業PMI速報値は54.3と、前月の53.7を上回った。製造業PMIは51.9(前月は51.0)に上昇した。

 外国為替市場でユーロ安が進んでいる。3月中旬には約12年ぶりのユーロ安・ドル高水準まで下落。利上げに向かう米国と量的緩和を始めた欧州で金融政策の方向性が違うのが最大の理由だが、ユーロの下落にはもっと構造的な要因があるのかも知れない。世界の外貨準備高はそれを示唆する。国際通貨基金(IMF)が公表しているデータによると、昨年9月末時点で通貨構成が分かっている各国・地域の外貨準備6兆1857億ドルのうち、ユーロ建ては1兆3989億ドル。全体に占める割合は22.6%と、2002年9月末以来12年ぶりの低水準になった。比率の低下は為替相場の影響もある。例えば6月末から9月末にかけてユーロは対ドルで約8%下落し、シェアも目減りした。ただ外貨準備は構成の大きな変動を避けるために比率が下がった通貨を買うのが一般的で「比率低下を放置しているのは各国中銀がユーロから離れていることを示唆している」(国内銀行)。中央銀行という大きな買い手を失いつつあることでユーロ下落が進みやすくなっている面もある。

 これだけでも「ドル高ユーロ安」は続きそうなのに、マイナスの金利が定着傾向のユーロ圏からは、利益の獲得を求める巨額の資金が、実際に米国などに流出中だ。これでは「物価水準に見合った1ユーロ1.2ドル」に、簡単には戻れない。ユーロ相場は1年足らずで1ユーロ=1.39ドルから最近は1.08ドルに、22%も低下した。今月は1ユーロ1.05ドル弱と12年ぶりの安値だった。しかも欧州中央銀行(ECB)が金利を据え置いているのに対し、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内にも利上げする方針だ。

 1兆7000億ドルの資金を管理しているJPモルガン・アセット・マネジメントの通貨担当最高投資責任者(CIO)ロジャー・ハラム氏は「すべて資金フローのなせる技だ」と発表。同社は最近の低下局面でユーロ安に賭(か)けていて、今後も一層低下する可能性があると考えている。

 

 ECB統計によれば、ECBが昨年6月、中銀預入金利をマイナスにして以降、ユーロ圏から資金を引き揚げて外国株や債券を購入する金額が、ユーロ圏への流入金額を上回った。昨年第4四半期のネット(純)流出額は実に、1240億ユーロ(1343億5000万ドル)に達している。

 

 ユーロ相場は下落したのに、欧州株と債券は上昇。これはおおむね量的緩和によるものだ。量的緩和を受けて投資家は株式のようなリスクの大きな資産を買う一方、一部投資家がユーロ圏から引き揚げているにもかかわらず、ECBの大量購入が債券市場を支える結果になっている。

 

 欧州投資家がドルに殺到したため、FRBが今年利上げすると予想されるにもかかわらず、米財務省証券(米国債)の急騰(利回り低下)も発生。FRB統計によれば、外国人投資家の米国債保有高は昨年、3743億ドルも増加。今年もこの傾向は続いている。

 

 ECBの買いは債券相場を押し上げ、利回りは過去最低水準に落ち込みました。例えば、ドイツ10年物債利回りは現在、わずか0.18%で、7年物までのドイツ債利回りはマイナスだ。30年物のドイツ国債利回りは1年前の2.49%から0.63%に低下し、2年物国債との差はわずか0.85%だ。1年前の差は2.28%程だった。これでは為替差益(への期待)抜きでも、米国や日本などに投資したくもなるだろう。IMFデータでは、外貨準備のユーロの割合は2009年のピーク時に28%近くだったが、2014年第3四半期時点では22.6%にまで低下した。

 

 こうした理由から、私も含めて多くの世界中のFX投資家達は、更なるユーロ安の可能性も意識して、いまでも積極的に取引を続けている。ただし2015年2月頃から、ユーロ相場は以前よりもかなり変化が速くなり、相場の上下への変動幅も大きくなった。あまり無理せずにレバレッジは5倍くらいにして、相場の流れが読める時に限って、利益率5~10%くらいを目安に、数時間から数日以内に取引を上手に終えるのが、今後の効率的なユーロ関係のFX投資となりそうだ。確かに楽ではない相場展開ではあるが、私は先週も原油高やユーロ圏の融資額が予想より少なかったことなどを手がかりに「ドル買いユーロ売り」を行い、きちんと利益を出している。実は最近は私のFX取引の方法を真似て、手頃な手間と低めのリスクで、こつこつとFXで稼いでいるAOIAのスタッフもいるようだ。

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グローバル資産形成学院フェローのDataと小勝負からでした。今回は、以上になります。

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】当ブログ記事は、グローバル資産形成学院のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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