人生を豊かにする経済とお金の学校 グローバル資産形成学院

ドル相場と日本の景気の真相とは?

  • 投稿日:2015年4月13日

本ブログは、「これから始める経済記事の読み方教室(2015年3月19日開催)」出席レポートの一部を、ご紹介するものです。

日時:2015年3月19日(木)19:00~21:00

会場:AOIA虎ノ門セミナールーム 弊社オフィスは同じビルの7階にあります

〒105―0001 東京都虎ノ門2-9-11 詳しくはこちら。http://www.aoia.co.jp/access.html

講師:角川総一氏 AOlAシニアフェロー 金融評論家 金融データシステム代表取締役

経済企画庁(現 内閣府)、日本銀行をはじめ、金融機関、諸団体などでセミナー講師として活躍中。

『毎日5分の日経新聞道場』(角川SSC)、『投資スキルアップ講座』(日経新聞出版社)など、

著書も多数。

本講義の感想:私も奮戦中ですが、やはり仕事の丁寧さと理解の深さが違います・・・・。

「」内は、角川総一氏の発言です。※(特記)後のものは、私のコメントです。

 

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以下は、主な内容です。添付資料などは一部抜粋です。

経済数字の読み方にはパーヘッド(一人頭)法、座標軸を定める、単位を揃える等があります。日本の個人金融資産はおよそ1600兆円ありますが、ピンとこない数字です。日本の成人はおよそ1億人いるので、成人一人当たりでは1600万円近い数字です。日本の預貯金額はそのうち半分にあたる800兆円強ありますので、成人一人当たりだと800万円を超える計算になります。ただし本当にこれだけ持っている人は少なく、その理由は日本人の間の経済的格差です。」

日本のGDP(国内総生産)は500兆円ほどあり、個人消費は280兆円位です。消費税率1%の上昇はおよそ2兆5000億円の増税ですので、消費税率が5%から8%に3%上昇すると、年間7兆5000億円ほど税負担が増します。日本の預貯金額は800兆円ほどですが、金利はほとんど0%と言って良いほど低く、インフレ率が年間2%とすると毎年16兆円の負担増です。合計で年間23兆5000億円ほど負担が増します。

「日経平均は225銘柄ありますが、一握りの会社の影響力が強すぎます。時価総額で見るとファーストリテイリングだけでも全体の1割近くもあり、ファーストリテイリングの株価が10%上昇しただけで、日経平均は1%近くも上がります。時価総額で見ると、日経平均構成銘柄のちょうど23番目くらいで、総額の1%くらいになります。」「日本のGDP(国内総生産)のうち25%くらいがメーカー(製造業・第2次産業)ですが、日経平均のメーカーの寄与率は62%くらいに達し、圧倒的な比率です。」

「確かに日本の景気は改善中に見えます。輸出も設備投資も増え、上場企業などの企業収益も増加気味です。」

「前年同月比で見た2015年1月の日本の鉱工業生産は4.0%の増加ですが、消費支出は物価上昇率を差し引いた実質で5.1%も減りました。実は最近消費が伸び悩んでいる一因は、2009年から2012年頃にかけて、エコポイント制度でエコ家電が売れ過ぎ、エコカー減税制度で車がたくさん売れ、耐久消費財の過剰消費があった為です。」

「近頃は日本の伝統的な経済統計が景気とずれているのではとの指摘があります。日本の労働人口の減少もあり景気が後退しても有効求人倍率が下がるとは限らず、電力使用量も景気との関係が薄れてきています。近頃では、消費者態度指数よりはむしろ経営者の心理などを調べる景気ウォッチャー調査の方が現実の景気の動きに近く、株価や為替の動きを左右しやすいマインド指標が注目されています。」

実は中国も似た様な傾向があります。電力を大量消費する重化学産業の急成長期が終わり、電力をそれほど消費しないサービス業が成長中で、経済成長率ほどには電力消費量が伸びなくなって来て、景気の目安とは言い切れなくなってきています。むしろ雇用者(増加)数や賃金上昇率、失業率などの雇用の質量で見た方が正確な判断が出来そうですが、統計の不足が課題です。中国の株価は中国の景気よりはかなり過熱中ですが、他に儲かりそうな投資先があまり残っていないという裏事情もあります。

「景気ウォッチャー調査は米国でとても重視されていますが、日本でも注目度は上昇中です。日本の株価の先行指標とされています。景気ウォッチャー調査(現状判断)で見ると雇用だけは60近くまで上昇していますが、残りの家計動向、企業動向、合計はまだ50前後です。本当に50を超えて行けるのかが、重要です。」

※こうした指標面の数字は概ね、50が平均で、50以上が良好で数字が増えるほど改善。50未満が良くない状態で数字が減るほど状況の悪化を意味します。景気ウォッチャー調査もそうですが、まるで偏差値です。

「日本の実質GDPの速報値は大企業のデータのみのため、実情よりも良い数字になりがち。その後の確定値や確報値では中小企業や個人事業主の実情も反映され下方修正される事が多い。」

※2012年5月から2015年3月にかけての四半期(3か月)毎の日本の経済成長率下方修正のグラフは省略。

「外国の経済分析・景気判断も、まずはデータの確認と分析が大切です。米国主要景気指標の事前予想と実績値のずれ(サプライズ指数)を見ると、悪化傾向にあるものが○割近くに達します。特に、○○と消費と○○上昇率がぱっとしません。」

2015年3月の角川先生の講義のドル相場のグラフ ブログ添付用

 出所:本講演会資料10ページ

「アベノミクスで日本円は米ドルに対して4割近くも安くなった。」

※この時期はFX(外国為替証拠金取引)の「ドル買い円売り」取引が面白いように儲かりやすい時期でした。レバレッジ5倍でもどれほど儲かった事でしょう? FXは成功した場合の利幅は巨大です。流れが読めた時だけうまく乗ると良いでしょう。それには良質な経験と学習が必要です。

「米国はこれから円安けん制発言を始める。イエレンFRB議長もオバマ米大統領もそう。」

※2015年3月後半頃にはイエレンFRB議長も「ドル高が米国の輸出増を妨げ米景気の負担」との発言を開始。少なくても外れてはいない予想でした。

「米国の物価の先行指数は実は○○○指数。」

今週の角川総一氏の講義は、こちらになります。

「資産運用のための”これから始める経済記事の読み方教室」

日時:2015年04月16日(木)19:00-21:00 / 場所:東京都港区虎ノ門

詳しくは、こちらをどうぞ。http://www.aoia.co.jp/reading-classroom-of-the-future-begin-economy-article-for-asset-management.html

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https://argo-navi.net/mielca_aoia/PublicMailMagazineEntry.aspx?no=3&_ga=1.28334652.1273857201.1394110146

今回は、以上になります。

文責はグローバル資産形成学院フェローのDataと小勝負にあります。

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】当ブログ記事は、グローバル資産形成学院のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、飽く迄もAOIA株式会社のスタッフが個人的予測に基づき作成した資料であり、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。当資料をもとにお客様が金融商品取引行為を行われた場合、金利、通貨の価値、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として生じる利益あるいは損失は、すべてお客様に帰属します。


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